2016.04.17
耳付きの生地は昔ながらの力織機で作られた証。
最新の織機には生産量はとてもおよびませんが、
やわらかな風合いなど、どこか懐かしい味わいがあります。
せっかくなのでこの耳をポイントにしてハンカチに仕上げました。
耳は同じですが、生地は3種類
左/ネップがヴィンテージ感のあるしっかりとした生地
右上/柔らかく程よい厚みのあるヘリンボーン生地
右下/太い糸でざっくりと織られた吸水性のよいやわらかな風合いの生地
生地端の耳(セルビッチ)を残したことで、
耳の脇に後加工で生地を張るための針穴が少し出ています。
(洗濯を重ねていくと、目立たなくなります)
ちなみに縫製工場では、生地の表裏がわからないときに、
針穴の山が出ている向きで、どちらが表か確認をすることもあるそうです。