2016.04.26
ハンカチっていうと正方形を思い浮べるかと思います。
17世紀後半までは長方形や円形、楕円形…など、
さまざまなカタチのハンカチが存在していました。
貴族たちが刺繍やレースなどの豪華な飾りで贅を競うエチケットというよりは
アクセサリーの一つでもあったようです。
それを、「ハンカチは正方形」と決めたのは、
あのマリーアントワネットといわれています。
今でも正方形のハンカチが一般的ですが、
ハンカチ屋もたまには、ちがうカタチのハンカチをつくりたくなります。
畳むとトンガリ山のよう。
もちろん畳み方を工夫すれば四角にもなります。
四角ではないからこその遊びで、ハンカチとしてだけでなくいろいろと
使っていただけそうです。
生地はコットンリネンの使い込むほどにしっくりくる適度な張りのある素材で、
太めのボーダー(ストライプ)がなんともいい一枚です。