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2018.06.26

驚異の部屋 by KEIKO NISHIYAMA 6.30-7.13

「驚異の部屋:キャビネット・オブ・キュリオーシティーズ」という
考え方に基づいて、テキスタイルと洋服で表現をしている
KEIKO NISHIYAMAによる新作ハンカチが3柄登場しました。

また、発売を記念し、swimmie銀座店では
KEIKO NISHIYAMAの世界観を堪能いただけるフェアを開催いたします。

期間:2018.6.30(fri)-7.13(sat)

KN003 Abyssriumのコピー

Abyssrium///
海の底にただよう花々と深海の生物たちのアクアリウム。
52cm square,cotton 100%,2000yen+tax

frame_red_67cm

Hanging Gardens///
架空の花々が散りばめられた夕暮れのプラネタリウム。
65cm square,cotton 100%,3000yen+tax

KN005 Flower valleyのコピー

Flower Valley///
夜風にかすかに揺れて、心地よい匂いをさせる丘の上の花たち。
65cm square,cotton 100%,3000yen+tax

彼女がテーマとする「驚異の部屋」とは
16世紀から18世紀の間、特に大航海時代と呼ばれる時代に、
ヨーロッパを中心に探検家がいろいろな国の見たこともないものを発見し、
収集してきたものを保存していた博物陳列室のことです。
その中には植物や絵画、民芸品、剥製、楽器などが収集されていたようです。

これらの世界中から集めて来た不可思議な物は実際にはオリジナルではなく、
研究過程を経て作り替えたもので、
自然物だけれども人工物で、美しさの中に奇妙さや、
皮肉めいたものを持っていることに彼女は魅力を感じ、
花ならば花、鳥ならば鳥、というイメージを作るのではなくて、
彼女なりに作り替えたものを
テキスタイルで表現しようと思うようになったそうです。

そして実際、図鑑などで見つけた自然物をコラージュをし、
さらに水彩画で書き直して、品種改良をされた全く新しい生物を
生み出すという独特な手法で描かれています。

*詳しくはインタビュー記事をご覧ください

今回のswimmie銀座店のフェアでは
そういった制作過程の貴重な原画をご覧いただける他、
今回のフェアのためにだけに制作をしていただいた
造花を用いたハイブリッド植物も展示させていただきます。
また、KEIKO NISHIYAMAのオリジナルグッズも販売いたします。

思わず息をのんでしまうような美しさと奇妙さを併せ持つ
彼女が作り出す「驚異の部屋」。
その部屋の中のほんの一角に過ぎないかもしれませんが、
扉の隙間からこっそり覗くような気持ちで
不可思議な世界をぜひ堪能しにいらしてください。

_MG_7867のコピー



■KEIKO NISHIYAMA 西山景子
テキスタイルデザイナー / ファッションデザイナー
東京生まれ
2008年女子美術大学ファッション造形科卒業後、アシスタントデザイナーを経て、2013年 2月ロンドンファッションウイークにてコレクション発表。同年ロンドンカレッジオブファッション ファッションテクノロジー科修士課程修了。
現在ロンドンと東京を拠点にKEIKO NISHIYAMA としてブランドを立ち上げ、キャビネットオブキュリオーシティ(驚異の部屋)をテーマにコレクションを発表、活動中。