2015.11.18
2015.11.18
『vikka』
2015年12月号”幸せのハンカチ” p.60-p.65 の中で
swimmie , H TOKYOともに多数ハンカチをご紹介いただいてます。
なかでも”レディの証”としてご紹介いただいたホワイトリネンレースハンカチは、
コットンレースをあしらったエレガントなハンカチ。
ハンカチを持つ手元も所作も自然と美しくしてくれます。
10年後が一番美しいともいわれいるリネン素材は丈夫で、
つかえば使い込むほど、やわらかさ・光沢感が増し、だんだんと馴染んできます。
永くご愛用いただける一枚です。
2015.11.11
2015.11.10
2015.11.04
2015.11.03
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
今日、11/3はハンカチの日。
それまで様々なカタチをしていたハンカチを正方形に選んで
国内外
日本では彼女の誕生日の11/2に一番近い祝日が「
それにちなみ毎月3日に「僕/私の好きなハンカチ」の
インタビュー記事を投稿しております。
小さな頃から日常に溶け込みすぎていて気にもとめていなかった、僕とハンカチ。
今までハンカチ文化はなかったけどもこれから考えてみたい、私とハンカチ。
ちいさな布きれと自分をむすぶ、ほんのちいさなきっかけになるとうれしいです。
4人目は織作家・nagamori chikaさんです。
nagamoriさんはswimmieで手織りのハンカチを作ってくださっています。
—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、オススメポイントは何ですか?
1枚目はリスのハンカチです。
以前働いていたお店でH TOKYOの商品を取り扱っていたのですが、
ちょうど今くらいの時期に、
たまたまお客様がレジに持ってこられたハンカチに一目惚れをしてしまって。
そのお会計の後に慌てて在庫を確認して買ったものです。
—どんなところに一目惚れをしたのですか?
シックな落ち着いた赤い色がこれからの季節にいいなと思ったのと、
何とも無愛想なリスが見てるうちにどんどんかわいく思えてきて虜になりました。
—もともとリスが好きなんですか?
nagamoriさん、少しリスに似てらっしゃいますよね。
げっ歯類っていわれます 笑
とくにリスが好きってわけではないんです。このリスがかわいくて。
—たしか同じ柄でベースが茶系のものもありました。
実はそれも持ってます 笑
—2枚目のハンカチにはどんな思い出がありますか?
学生の時にフィンランドへ旅行をしたのですが、
フィンランドといえばムーミンだ!と、
ムーミンショップを見にいったときにこのハンカチを見つけました。
いろいろな表情のミーが描かれているのですが、
その中の笑っているミーにそっくりな「やすこ」という友達がいるんです。
本名は違うんですが 笑
その子のことを真っ先に思い出したので、思わず買ってしまいました。
先日、そのやすこが結婚式をあげたのですが、その時の笑顔を見て、
このハンカチのことを思い出したので、引っぱりだしてきました。
—3枚目のハンカチのポイントは何ですか?
一番最近購入したお気に入りのハンカチです。
今まで、ハンカチでリネンを使ったことがなかったのですが、
H TOKYOのハンカチに出会ってから、
リネンのハンカチもいいなと思うようになったんです。
こういった色柄のリネンのものを見たことがなかったので
気になって買ってしまいました。
ハンカチはつい赤を買っちゃうんです。
—リス柄のハンカチも赤ですもんね。
あまり赤などの明るい色味のお洋服を着ていらっしゃる印象はないですよね。
そうですね。好きなのですが、あまり着れないので、赤に憧れがあって。
その憧れがハンカチに強く出ているのかもしれません。
ハンカチ以外の靴下などの小物でも赤や濃色を取り入れたりもします。
ハンカチをポケットにいれることが好きなので、
ポケットのある服を選んで買うことが多いです。
ポケットから取り出したときに、自分で見たときに元気になったり、
うれしくなったりするような柄や色のモノを選ぶようにしています。
—他にこだわりや、好きな使い方はありますか?
少し違うかもしれませんが、
食事の後に膝の上に敷いていたハンカチを
そのまま丸めて握っている癖があります。
食事の時以外でもハンカチを出したあとに
そのまま手ににぎっていることが多いです。
電車の中とか、ふとした時に気づいたらそう言うことが多くて。
—そういうのありますよね。それが無意識に安心感だったり、
お守りのような役目になっているのかもしれませんね。
そうですね。
にぎって、手にしっくりくるような素材感が好きな気がします。
—もともとハンカチが好きだったのですか?
小さいころからハンカチが好きだったんです。
幼稚園や小学校の時に持っていたハンカチもとっていたんです。
きちんとひとまとめにして袋に入れて、タンスにしまっておいたのですが、
中学校の時に引越をした時に、それを母が捨ててしまったんです。
大学生になってからそのことに気づきました…
それまでのコレクションはなくなってしまったんです。
後にも先にもこれが母と一番険悪になった思い出です 笑
—わ~残念ですね…そのコレクション見てみたかったです。
どんなハンカチがあったか覚えていますか?
水色のワッフル生地にサクランボが描かれているハンカチをとても覚えています。
使わずにしまっていて、たまに出しては見ていた記憶があるので
とくに気にいっていたんだと思います。
—好きになったきっかけはあるんですか?
きっかけは覚えていないんですが、
友達のお母さんからもらったり、誕生日のときにもらったり。
幼稚園のころだったので、キャラクター柄のハンカチが多かったんですが、
その柄が紙ものよりも布のものが好きだったみたいです。
肌触りが気に入っていたのかもしれません。
小さい頃からいろいろなものを集める癖があったので、
その一環でハンカチも集めていたんだと思います。
—ちなみにハンカチは何枚お持ちですか?
オールシーズンで使っているのは25枚くらい。
ハンカチを捨てられないので、
使ってなくてしまってあるのが他に30枚以上あります。
ちゃんと数えてみようとも思ったんですが、数えるのが怖くて…笑
—わかります。
すでに何枚ももっていたとしても、新柄がでるとほしくなってしまいます。
ひと月に最低1枚買ったとしても、年間で12枚…どんどんコレクションが 笑
—手織りのハンカチを作っていただきましたが、作ってみてどうでしたか?
普段は鞄などを作る用に織っているので、
糸の選び方からいつもとは違いましたね。
ハンカチのようにもっとも手にも水にも触れて、その行為にも耐えられる素材や、
手に触れても気持ちいいと思ってもらえるような肌触りを重視しました。
—織り方のこだわりはありましたか?
糸のとびとか柄によってかわってくるので、
普通に使っていて糸が引っかかることがないように気をつけつつも、
平織りなどとは違い表情が豊かになるように考えて織りました。
—次はどんなハンカチを作りたいですか?
初回は割とswimmieのイメージに合うように淡い色の糸を使って作りました。
徐々に少し濃いめの色も入れて変えてきてはいるんですが、
もっと鮮やかな色を使ってみたり、
今まではコットンの糸を使っていたのですが
麻糸でも挑戦してみたいと思っています。
—新作も楽しみです。ありがとうございました。
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nagamori chika
織作家。東京生まれ。
多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻卒。
手織りの布を用いて鞄を中心とした布小物を制作。
布は糸を選び染めるところからはじめ、色の組み合わせを大切にしている。
大きさ・形にあわせ必要な分だけを織りあげるためほぼ一点もの。
2015.11.01
11月展開予定です。
-11/12(木) TODAY’S SPECIAL 自由が丘店 2F
10.23(金)-11.3(火) 広島パルコ 新館7F「パンタスティック」
11.17(火)-11.29(日) ユトレヒト
「Moments as objects」Ryuto Miyake (三宅氏のハンカチ2柄を取り扱い)
11.20(金)-12.10(木) 代官山蔦屋書店2号館1階
在本彌生「わたしの獣たち」創刊記念フェア(在本氏のハンカチ6柄を取り扱い)
2015.10.14
2015.10.07
swimmieルミネ新宿店にてご好評いただきました
GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODSのpop up storeを
H TOKYO三宿店にて開催しております
10/7(水)- 18(日)
三宅瑠人氏の新作ハンカチ「fine food」は
東京・千駄ヶ谷にあるGOOD NEIGHBORS’ FINE FOODSの
オリジナルラッピングペーパーをもとにハンカチ用に再構成してつくられました。
トマトやレモン、茄子、にんにく、パスタにいりこまで、賑やかな食材がたくさん描かれています。
この組み合わせでどんな料理が出来るだろうとおもわず想像したくなるハンカチ。
52cm角と大判ですので、ジャムなどの贈り物を包んで差し上げるのも素敵です。
また、期間中、fine foodハンカチをお買い上げの方には、もととなったラッピングペーパーでお作りした封筒型の袋でお包みさせていただきます。
PAPIER LAB監修のもと作られたラッピングペーパーは昔の印刷にみられる版ズレをわざと表現しており、紙好きならずともぜひご覧いただきたい仕上がりです。
ハンカチとともにGOOD NEIGHBORS’ FINE FOODSが紹介する豊かな食料品をぜひ一緒にお楽しみ下さい。
新宿店と商品のラインナップもかわり、また新しい食材に出会えるのが楽しみです。
2015.10.03
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
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3人目はデザイナー・赤塚桂子さんです。
赤塚さんはSOC TOKYOのアートディレクターとして
関わってくださっています。
—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、オススメのポイントは何ですか?
ひとつめは子どもの頃に使ってたこの2枚のハンカチなんです。
一生捨てられないなっていう大切にしているハンカチです。
キャンディキャンディのは何かの付録で柄というよりか
このガーゼっぽい質感が大好きでした。
オレンジ色のハンカチの方は親戚のおばちゃんからもらったものです。
子どもでこんな柄なんて渋い小学生ですよね 笑
でも幼いながらこの柄にも影響を受けたんじゃないかな。
確か外国のアパレルのものだったと思います。
—「けいこ」ってペンで書いてあるのがいいですね。
そうなんです。母親が書いてくれたこの「けいこ」が
すごく思い出に残っていて。
前の日の晩に母親がハンカチにアイロンをかけてくれてて
それをいつも見ていたので
ハンカチというとやっぱり「母」が浮かんできますね。
—状態もすごくきれいですね。
母はとてもきちんとした人なのできれいにしてくれていて
傷みもなく今もこうして残っています。
小さい頃から使っているハンカチは捨てて行くものも多いですけど
この2枚だけは使えないけど捨てられないです。結構な年代物ですね。
—キャンディキャンディは好きだったんですか?
正直、柄はどうでもよかったんです 笑
大きさもすごく気に入っていましたし、
この素材感は他に持って無かったので惹かれたのだと思います。
—3枚目のハンカチにはどんな思い出がありますか?
これは日本で買ったんですけど、アラスカの地図が描かれています。
アラスカに行ってみてすごく好きになった場所だったので
これを見たときに「もう買うしか無い!」って思いました。
素材もしっかりしているのでアイロンをかけなくてもいいですし、
ガシガシ洗えて、大判で使い勝手がいいんです。
かばんに1枚あると寒いときにさっと肩にかけたりもできて便利なんですよね。
しかもなかなかアラスカの柄って無くて。
—この地図の中で行った場所も描かれていますか?
描かれていますよ。このフェアバンクスというところから
最北へワゴン車で1600kmの旅をしたんです。
マイナス45度を体感しました。
雪の中でランチをしたり、冷寒地帯に生息する動物見たり、
森の中を抜けて狩猟民族に家でお話を伺ったり、
湖でニジマスを釣って料理して食べたりもしましたね。
オーロラも毎日のように見れて、なかなか体験できないとても楽しい旅でしたね。
思い出のある場所の地図ハンカチっていいなぁと思って。
—4枚目は赤塚さんご自身の作品ですよね。
はい。第1回目の世田谷パン祭りの時に作らせていただいたハンカチです。
ハンカチにデザインをしたのは初めてでした。
最初は自分のイラストがどう表現されるのか心配でした。
でもプリント屋さんの技術が素晴らしくて。
初めての時は工場にも行ったんですよ。
とても詳しく教えてくれましたし、色出しもたくさんしてくれました、
思い出深いですね。
金色のイメージを持っていた色が難しいかなと思ったのですが、
そのあたりもうまい感じに表現してくれました。
一番始めはやっぱり制作に時間がかかりましたね。
こんな感じはでるのかな…とか試行錯誤の繰り返し、結構悩みました。
今は仕上がりがイメージできるから制作も早くなった方だと思います。
いつもギリギリ納期で迷惑をかけてはおりますが…苦笑
—ハンカチにデザインするってなった時はどうでしたか?
実はね、すっごい嬉しかった!
テキスタイルが大好きだったし、
ハンカチってファッションのひとつとして捉えていたので。
オシャレしてても汚いハンカチが出て来たら嫌じゃないですか 笑
気に入ったものを持ち歩けるキーケースのような気持ちで作りました。
持ち歩けるからこそ気に入ったものでないとと思ってて。
なのでそういうものを作れるんだ!やったー!って 笑
—デザインを終えてみて変わったことはありますか?
そうですね、旦那さんにあげたりなどプレゼントに
ハンカチを選ぶようになりました。
それまでは自分用にしか買って来なかったように思います。
それにこうやって何度もプリントをしてもらって
今も売ってもらえていることも素敵なことだと思っています。
ハンカチならではというか、とても嬉しいです!
—H TOKYOのハンカチを知ったきっかけはなんですか?
スクーリングパッドですね。その時は代表の黒崎さんから
三宿にハンカチ屋があるんだよって教えてもらったくらいでした。
その後、世田谷パン祭のデザインをすることになって
はじめてお店に行ったんです。
なのでかれこれ5年のお付き合いになりますね。
ハンカチを意識し始めたのはH TOKYOさんに出会ってからなんですよ。
アーティストのハンカチがたくさんあるっていうのが
とても面白いなって思いました。
それにH TOKYOのハンカチは仕立てがしっかりしてますよね。
縫製方法も生地やデザインにきちんと合わせていてきれいだと思います。
—他に好きなハンカチはありますか?
H TOKYOを知る前はヴィヴィアン・ウェストウッドばっかり買っていたんです。
やっぱりわたしは柄が重要で、いいなと思う柄がそれまで
自分の好み的にヴィヴィアン・ウェストウッドしかなかったんですよね。
毎シーズン色々デザインがあったので選ぶのも楽しかったです。
棚の端から端まで見てました。
ハンカチ売場に1時間とか平気でいるくらい 笑
凝った作りのものも多かったですし、色も素敵だったのでかなり影響を受けました。
—ハンカチに対するこだわりを教えてください。
もちろん柄と素材感、何か工夫してあると惹かれますね。あとは発色かな。
デザインの仕事をしているのでこれはすごいなって思うもの
例えばこれは自分からは生まれないなとか、このひとのイラストや
手仕事が素晴らしいなとか思ったものに惹かれる気がします。
—好きなハンカチの使い方はありますか?
白い服を着ていることが多いせいか、
食事をするときに堂々とお店で首に巻くのが実はとても好きです。
柄を見せる感じで。
クライアントさんなどと一緒に食べる時でも堂々と巻きます。
だから柄はすごく大事なんですよ。見せるからね 笑
こう例えればふたりで向かい合って同じように首に巻いていると
そこだけなんか雰囲気がいいじゃないですか?
そういう使い方が好きです。
—ハンカチは全体で何枚くらいお持ちですか?
30枚くらいはあると思います。
ヴィヴィアン・ウェストウッドもまだありますよ。
でもH TOKYOのハンカチも増えました。
ハンカチは毎日バッグに入ってます。
—ハンカチにまつわる思い出はありますか?
男性が貸してくれた時って嬉しいなって印象が残っています。
例えば映画を見て泣いていたら、さっと出してくれたりするとか。
ハンカチって実はプライベートな匂いのするものじゃないですか?
自分で洗濯もするし。
人のものを借りたっていう意識が強いので
“それを貸してくれた”っていうのがシェアされた感じがして嬉しいですね。
わたしの旦那さんも貸してくれたことありますよ。
お気に入りの鳥柄のハンカチだったかな。
そういう使い方、男性はいいんじゃないですかね。もてそう 笑
オススメします!恋愛にはぜひハンカチを 笑
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KEIKO AKATSUKA
Designs like Perfume.時には薬となり、時には華やかに調合され、五感で感じとるデザイン。パッケージデザインを中心に、グラフィックデザイン、CI/VI、ディスプレイデザイン、ファッションデザインまで幅広く手がける。