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2016.01.03

私の好きなハンカチ episode-6

一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。

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6人目はテキスタイルデザイナー・氷室友里さんです。
swimmieで透けているように見える特殊なプリント加工を施したハンカチシリーズをつくっていただいています。

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—お持ちいただいたハンカチのお気に入りポイントなど教えて下さい。
まずは、このおにぎりハンカチ、3種類です。
学生時代にcoccaのコンペに応募して受賞したハンカチです。
コンペの審査員だったのがアリタマサフミさんで、
そのときにいろいろお話をさせていただいたのですが、
ハンカチが好きだということをお伝えしたら、
ぜひH TOKYOのオーナーさんとお会いするといいといって、
紹介して下さったんです。
なので、H TOKYOと繋がるきっかけとなったハンカチなんです。

—そこでH TOKYOのことを知っていただいたんですね。
実はH TOKYOのことはアリタさんから紹介していただく前から知っていました。
ハンカチが好きだったので、H TOKYOはハンカチ専門店なので、
絶対ひっかかりますよね。
その後、ハンカチ研究会にも参加させてもらったりもして、
今、こうやって関われていることがとてもうれしいんです。

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—coccaのコンペ用に作ったハンカチなのですか?
もともとは学校の課題で、テーマが「JAPAN」だったのでそれを表現するのに、
ろうけつ染めとおむすびの組み合わせがいいなと思って作ったんです。
丁度、coccaのコンペのテーマも「JAPAN」だったんです。
商品化すると考えるとろうけつ染めではむずかしいので、
プリントでデザインをし直しました。
米粒もひとつひとつを描いていて、手が腱鞘炎になるかと思いました 笑
鉛筆の質感を出したかったので筆圧にも気をつかいましたね。
一週間以上、米粒をひたすら描いてました。
大学生だったんで時間があったんです。

コンペのときに、もう一つアリタさんに見ていただいたのが、
このオパール加工と転写プリントを使った透けて見えるハンカチです。
元々は学校の課題で作ったカーテン用の生地だったので、
窓から覗いている世界をどうしても出したかったんです。
ボルダリングと山登りのリフトの図案です。

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d

在学中にYUSE DESIGNというユニットで活動をしていて、
そこから出したハンカチなんです。
その時は一枚一枚自作していました…
このハンカチは気に入ってはいただけたのですが、
H TOKYOでは天然素材にこだわっているので、
このままではH TOKYOでは販売できないということだったんです。
その数年後に似たような加工ができる技術が開発されたとお話をいただいて、
現在、swimmieから出ている透明プリントのシリーズが生まれました。

—在学中からいろいろ活動をされていたんですね。
そうですね。
YUSE DESIGNはグラフィックデザイン科の友人と組んでいたので、
テキスタイル以外の付箋なんかも作っていました。
ベーコンやきゅうり、たまねぎがそのままのカタチをしていて、
ノートで挟むとサンドウィッチになるいう付箋だったんです。
Sandwich Tagという名前で一時Amazonとかで販売もしていたんです。
何を思ったか、学生の時は大学を卒業したらフリーで活動をしたい!
と思っていたんです。
それで、在学中にどれだけ自分の実績がつくれるかみたいなものを考えて
商品をつくったり、コンペに出したりしていたんです。

—本当に意欲的で素晴らしいですね。
大学時代は設備を使いたい放題で、自分ががんばれば何でもできるので、
原価とかも考えず、面白いものがたくさん作れたなと思います。
思いついたらすぐできる、スピード感や納得がいくところまで研究ができたり。
もどりたいなーとも思います 笑

—そもそもハンカチのどういうところが好きなんですか?
これくらいのサイズ感でいろいろ持てて、
自分にとってオモチャじゃないんですが、
洋服とはちがって自分の本当に好きなものを持てる気がしていて、
そういう自由さが楽しいので好きなんですよね。
実は大学生のときに一時期、
女性に向けたブランドハンカチブランドを作りたいと思っていたんです。
洋服とはまた違って、似合うかとかマナーとは関係なく、
自分の気分で選べる、一番感情に近い部分というか…
自分がハンカチを選ぶ時は今日一日どう過ごそうか考えて選ぶことが多いんです。
そういう選び方ってすごく楽しいし、
そういう選び方を人に提案したいと考えていたんです。
感情をテーマに、いろいろな色や雰囲気のハンカチを揃えて
選び方を含めて提案するということをやりたかったんです。
今、株式会社スマイルズで働いているんですが、
その面接のときにスマイルズでやりたい事業として
ハンカチブランドの企画書をを自主的に持って行ったんです。
「私はこの会社でハンカチブランドを立ち上げます!」といって入社しました。
その企画書と一緒にサンプルとして持って行ったのがこの赤いハンカチです。
これは、手染めをしたのですが、元気にいきたい時に持つハンカチです。

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もう一枚は友人の作家・いとうりえこさんのハンカチなんですが、
気持ちに訴えかけてくる、にじみや色合いが好きで、
これはやさしい気分になりたいときに持ちたいハンカチです。
これも気に入っていてよく使っています。

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—え?!ハンカチブランドが立ち上がるんですか?
いえいえ 笑
それを考えていたときはまだswimmieはなくて、
swimmieが立ち上がったときに、
私がやりたいなって思ってたことをやってくれたと思ったんです。
なので、今はswimmieに関われてたら十分だと思っているので
新しく作る必要はないと思っています。

—swimmieのことをそんな風に思っていただいていたなんて…
うれしいです!精進します。

—最後のハンカチはどんなハンカチですか?
猪熊弦一郎さんのハンカチです。
猪熊さんの絵がすごく好きで、
個展のグッズコーナーですごく気に入って買ったハンカチです。
薄い生地感もキレイで、THE女性が持つハンカチだと思いました。
その1,2年後に、会社の後輩から「氷室さん絶対好きだと思って!」と、
色違いをプレゼントをしてもらって2枚あります。

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—ハンカチのこだわりはありますか?
モノとしては何でもウエルカムで、かわいいものを見つけたら買いますし、
ハンカチを好きと公言しているのでもらうことも多いです。
選ぶときにその日の自分の気持ちに合わせて選ぶことにこだわっていますね。
作るときは自分の作品の一環としてハンカチも考えているので、
作品を作るときは、常にポジティブだったり楽しい気持ちになってほしいと思って
デザインをしています。

—いつ頃からハンカチが好きなんですか?
小さい頃から女の人がハンカチをさっと出す姿に憧れていて、
「大人~」「すごい綺麗~」って思っていたんです。
そういうシーンが好きでよく覚えていています。
ハンカチ自体が好きというより「大人の女性=ハンカチ」で、
憧れの気持ちが強かったです。
今でも、女性がハンカチを取り出す姿は自然と見てしまします。
大学でテキスタイルを学ぶようになって
このサイズ感で表現できるというのがすごいいいなというのもあって、
徐々に好きな気持ちが膨らんでいきました。

—ちなみにハンカチは何枚お持ちですか?
使っているのは30~40枚くらいですね。
実家に置いてあるのもいれると100枚くらいはありそうです。
今は、自分で作ったものをよく持ち歩いているので、
そのローテーションで使っていますね。
たまに、滅多に出さないものを使ってみたりしたくなります。

—好きな使い方はありますか?
使い方ではないですが、机の上に出しておくのが好きです。
会社に着いたらまずバッグの中からいろいろなものを机に出すのですが、
ハンカチもその一つです。
引き出しの中やポケットではなくて、机の上がいいんです。
あまり深く考えたことはなかったのですが、
見えるところに色があるからいいんですかね 笑

—これからもハンカチ好きによるハンカチのためのデザインを楽しみにしています。ありがとうございました。



YURI HIMURO 氷室友里
テキスタイルデザイナー・アーティスト。
日本とフィンランドでテキスタイルを学び、ハサミでカットして柄をアレンジできる生地や、裏と表で柄が変化するリバーシブルの生地など、オリジナルファブリックづくりを行っている。
2月6日7日 京都布博、3月5日6日 東京布博 に出展予定。

2016.01.02

初売福袋2016

新しい年に、新しいハンカチを。

今年も福袋を数量限定でご用意しました。
swimmie、2年目の福袋は
3枚のハンカチとポケットティッシュが入る仕切りのついたおでかけポーチ。

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中身は…
・さるクロスステッチガーゼタオルハンカチ
・bananas on the street
・こよみチーフ2016
・スライスソープ
※ハンカチのカラーは一例です

3

ハンカチは3枚持つといい
一枚は手を拭いたり実用的に
また一枚は膝にかけたりレディの嗜みとして
そしてもう一枚は誰かに差し出すために

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とてもフクフクなセットは3900円です。
swimmie新宿店、H TOKYO丸の内店のみで初売1/2〜販売いたします。
数量限定ですので、ぜひお早めに。

2016.01.01

謹賀新年

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昨年は格別 のご愛顧を賜り、厚くお礼を申し上げます。
本年もスタッフ一同、笑顔でみなさまにご満足いただけるハンカチとサービスを
心がける所存でございます。
昨年同様のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
みなさまのご健康とご多幸をを心よりお祈り申し上げます。

本日、1月1日はルミネ新宿店はお休みをいただき、
明日よりみなさまのご来店をお待ちしております。

平成28年 元旦  swimmieスタッフ一同

2015.12.26

おさるのクロスステッチガーゼタオル

2016年の干支、申の刺繍が入ったガーゼタオルができました。
表はガーゼ、裏はパイルの肌触りも吸水性もよいハンカチ。
三日月みたいなバナナにぶら下がり、赤いお尻をこちらに向けて、
とってもチャーミングな姿。

お色はクリーム、ピンク、ネイビーの3色です。
数量限定ですので、どうぞお早めにお買い求めくださいませ。

swimmieルミネ新宿店では、お好きなハンカチに、
こちらのクロスステッチをお入れすることもできます。

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2015.12.20

年末年始の営業と福袋取扱いのお知らせ

年末年始、各店では以下の期間お休みになります。

swimmie ルミネ新宿店 1.1(金)
H TOKYO 三宿店 12.28(月)~1.2(土)
H TOKYO 丸の内店 1.1(金)
H TOKYO 京都店 12.28(月)~1.2(土)

各オンラインショップ 12.28(月)~1.2(土)
※発送は1月10日以降となります。
※年内ご配送ご希望のお客様は12月25日のオーダーまでとさせていただきます。
26,27日オーダーのお客様は1月8日以降の発送となります。

各店舗で期間中、お買い上げ、刺繍お渡し、商品の受発注と発送が承れません。

お客様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願いします。

swimmieルミネ新宿店、H TOKYO丸の内店では
1.2(土)~1.4(月)の3日間、数量限定で
めでたい福袋をご用意してお待ちしております。

2015.12.14

期間限定 ワッペン単品販売12.14-27

swimmieルミネ新宿店では
みなさまに多くのリクエストをいただいておりました、
ワッペンの単品販売を12.14(mon) – 27(sun)までの期間限定で
開催しております。

贈り物のワンポイントに
お持ちのシャツやパンツ、バッグなど…

どこに付けるかあれこれ考えるのが楽しいワッペンたち。

この機会をぜひお見逃しなく!

ワッペン1 ワッペン2

2015.12.11

新作ハンカチ-HEINI RIITAHUHTA-

フィンランドを代表するセラミックアーティストでもあり、
ARABIA社に所属するデザイナーの一人としても知られる
Heini Riitahuhta(ヘイニ・リータフータ)氏のハンカチが登場です。

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ELSA -purple- -green stripe-///
タイトルの「Elsa」はHeini氏の姪っ子の名前。
演劇や劇場について勉強中の彼女をイメージしたハンカチ。

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ANNA///
タイトルの「Anna」はHeini氏の姪っ子の名前。
歌うのが大好きな明るい彼女をイメージしたハンカチ。

 

ヘイニは次のように語っています。
「私の仕事はフィンランドの自然との絶え間ない対話から、そしてセラミックを自由自在に操る技から生まれてきます。私は日本文化をもっと知りたいと思っていますし、私のデザインに何かインスピレーションを受けることができればと思っています。ハンカチはとても日本的なものだと思いますが、フィンランドにも古くから伝わるハンカチを使った伝統がありました。子供のころ、祖母は毎年誕生日にイニシャルの刺繍を入れたハンカチをプレゼントしてくれました。いまその刺繍ハンカチが大切なコレクションになっています。私はデザインが意味を持ったものにしたいと思っています。私は愛する多くの皆さんから本当に多くのインスピレーションを受けてきました。だから皆さんにデザインを通してストーリーを語り、人々の生活をより楽しくするものにしたいのです。そんな思いで夜ベッドにつくと、夢の中から新しいデザインコンセプトが自然に生まれてきます。」

・・・

ヘイニ・リータフータ(HEINI RIITAHUHTA)
フィンランドのデザイナー/セラミックアーティスト
1975年 フィンランド・ヘルシンキ生まれ。
The Aalto University of Art and Design of Helsinkiでセラミックス・ガラスアートを学ぶ。2002年Master of Arts修了。フィンランドの陶磁器メーカーARABIA社のArt Department Societyに所属し、セラミック・グラスデザインをしながら、テキスタイルデザインも手がけている。ARABIA社のテーブルウェアRUNO(ルノシリーズ)のデザイナーとしてよく知られている。初期の作品Helmiオイルランプは2002年の国際陶磁器展美濃・陶芸部門で金賞を受賞している。

2015.12.10

こよみチーフ2016

2016年のこよみをプリントしたswimmieオリジナルハンカチ。
新しい年を迎えるのにぴったりなハンカチです。

ハンカチのハギレを使用した数量限定の無料ラッピングをご用意しました。

贈答や室礼などの際に用いられた、紙を折って物を包む日本の礼儀作法の一つである折形。その折形の一つである「のしあわび」を元に、スタッフがひとつひとつ心を込めて折りました。

日頃の感謝を込めたお歳暮や新年のご挨拶のお年賀などの贈り物用に、
ぜひいかがでしょうか。

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2015.12.04

12月展開予定

12月展開予定です。

–12.10(木) 代官山蔦屋書店2号館1階
在本彌生「わたしの獣たち」創刊記念フェア(在本氏のハンカチ6柄を取り扱い)

12.3(木)-12.25(金)LOVE&GIFT-SUPER Xmas MARKET-ルミネ新宿2-2F

12.4(金)–gift_lab GARAGE Lounge & Exhibit

12.26(土)-1.12(火) 伊勢丹新宿4F

2015.12.03

僕の好きなハンカチ episode-5

一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。

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5人目は図案作家のアリタマサフミさんです。
アリタさんはH TOKYOが創業した当初から
一緒にハンカチを作ってくださって来た作家さんです。

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—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、オススメポイントは何ですか?
この「プリペアドピアノの子猫ちゃん」は僕のなかでも歴代1位ですね。
先日ハンカチになったばかりの新作です。
僕のアトリエがある町田のsmall villageではよく音楽会が開かれています。
このハンカチはプリペアドピアノともに訪れたすてきな音楽家達を
ちょっぴり不思議な子猫ちゃんに例えて描いたものです。
しっぽがたくさんあるのは数人の音楽家達が
町の明かりを目指している様子を表していて
こういう心象スケッチをハンカチにしていただけることは作家冥利につきますね。

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—どんな風にこの作品は生まれたのですか?
瞬発的にさーっとでてきたんですよ。
いい作品ってさーっと向こうから来てくれる感じがあるんですね。
足の形もピアノっぽくしてあったり
そういうのがホントに滑らかにでてきたんですよね。
子猫ちゃんに憑依されたようにすたすたと出て来た感じです。

—色に関してはどうですか?
色出しは自分でシルクで刷るときも一番のこだわりどころなのですが
今回はまさに理想の色が出せました。
ぼかしの感じも含めて東郷青児さんの美人画の色彩感覚なんですよね。
とびきりのお気に入りです。

—2枚目のハンカチも新作ですよね?
はい。これは伊勢丹限定ハンカチとして作ったものです。
僕はなんかこうレトロ作風が印象づいているようなのですが
実はエレクトロや甘い蜜のようなPOPな世界も好きなんですよね 笑
自分の中にはいつもあるのですが
あまり表には出していないというか、出したとしても実験的な感じですね。
プロダクトではなくカンバスに描くというか。
コツコツ描いているものは奇抜なものが多いです。
今回は僕の中に眠っているアバンポップな要素が出て来て快感でしたね。

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※クラゲ三部作。ピンクのものが今回ご紹介いただいたハンカチです。

—どんなイメージなんですか?
もともとシンセサイザーの音とか、
電脳的なあるいは仮想宇宙のような世界が好きなんです。
クラゲとは言ってもリアルな描写ではなくて
心象というか行灯のようにも見えると思うんです。
ひとつひとつが月の光を放つ宇宙行灯というか。不可思議な世界です。
それとこれらって何かを生んでいる感じがしませんか?
リキんでぽんぽんぽんと何かを産み落としているような。
それぞれのクラゲが謎めいています。
この作品は表現の幅を広げてくれたように思います。

—有田さんの作品の中でも珍しい色合いですよね?
最初はブルー系から描いていったのですが
この色出しがすごく気に入っていて。
7年間の中で2番目に気に入ってます。
このハンカチをある絵を描く人にみせたら
フランス人とかブロンドの白い肌のひとにあいそうな色だねって
言われたんです。僕にとってまた新しい色でしたね。

—今年はたくさん作品が生まれていますよね?
なんだか今年久々にうわーってきてて。
去年までの自分の作品に「なんか古くね?」って言ってる感じだったんです。
展示会をやっても新作は出さなかったんですよね。
洗練されたものを目指してたんです。
僕が一番派手に作品を出してた若い頃って
何も考えずにばーんと描いてばーんと出して運良くウケたんです。
それでステージが少し上に上がるじゃないですか?
多くの人の目にさらされた時に
それに見合う実力をつけきゃって色々練磨して行って。
でもそれでメジャーになったかっていうとそうではなくって
逆にマイナーになったんですよね 笑
出すところも通受けするような場所でやったり。
それが2006年から描き始めたIzumonesiaシリーズにつながります。
そのあとは描きたい衝動が当分来なくって。

—そうだったんですね。ビックリしました!
ポーカーフェイスですからね 笑
ここで終わりなのかなーなんて思って
今度は新しい作家を応援するようになったんです。
ちょっと隠居かなとか思いながらそっちに力を流していたんです。
大学とか若い世代のクリエイター達との語らいは
新しい発見に満ちていてワクワクするものでした。
だから虚無に陥らずに済んだのかもしれないです。

—アトリエも移されたんですよね?
はい。ものづくり学校から町田にアトリエを移したのも
影響があったと思います。
町田はものづくり学校のように賑やかに集う場所ではないし
隠遁感がハンパ無かったから。少しヤバいなって 笑
でもその反動からか今年はなんだか夏前くらいから
うぁーって来てたんです。
そのことにマネージャーの大津さんが反応してくれて
話が進んでハンカチになって。
そう言う意味ではこのクラゲのハンカチは僕にとって
再スタートなんです。サードウェーブですね。
ファーストウェーブがNew Esperanto Labelで
セカンドウェーブがIzumonesiaシリーズで。
このくらげは金字塔な感じですね。大プッシュです 笑

—3枚目も新作ですね。
はい。12年くらい前からのお付き合いがある
スティールパン奏者の伊澤さん率いる
ワイワイスティールバンドの為に描いたものです。
彼は僕がBEAMSでスティールパンを演奏するときに師となってくれた人です。
彼になにかシンボリックなものを、ということで描きました。

WAIWAI

—どんなイメージで作られたのですか?
こちらもパッと降りてきたんですよね。
町田のアトリエで打ち合わせをしたときに鹿がいたっていうのが大きかったです。
アトリエの窓から鹿が見えるし渡り廊下にクジャクがいて
そういった環境で話をしたのでね。
その夜一気に描き上げました。
スティールパンが宇宙そのもののようでキラキラ輝く星のようなイメージなので
以前描いていたネオンクラゲのスピンオフ版を描いて提供したことがあるんです。
今回はそういう星空から舞い降りて来た鹿ですね。
ロゴで波もイメージしています。

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※鹿のワッペンもあります。アリタさんお気に入りのチェックのハンカチに。

—H TOKYOのハンカチを知ったきっかけはなんですか?
僕のアトリエがものづくり学校の校長室にあったころ
H TOKYOオーナーの間中さんはその学校の事務局長でもあったので
僕のワークショップに参加してくれたりもしました。
その後僕が展示をやるときにハンカチを作りましょうって話になって。
ちょうどそのとき間中さんがH TOKYOを始めるってときで
声をかけてもらったんですよね。
なのでH TOKYOの創設期から知っています。
間中さんははじめ生真面目なイメージでしたけど
実際知っていくと思ったより奇天烈で面白い人でした 笑

—そこからたくさんのハンカチを一緒に作っていただきましたよね。
そうですね。まずは僕が持っていたデッドストックの生地を
ハンカチにしたいっていうオーダーをもらってそこからはじまりました。
その後は復刻で以前描いた図案をハンカチにしていきました。
それからizumonesia シリーズがはじまって全部ハンカチサイズにリメイクして。
KITTEオープンの時には東京ザウルスも限定のハンカチになって。
これも今日持ってきたかったくらい好きなんですけどね。
前の金字塔という感じです。

arita

—ハンカチのこだわりはありますか?
もともとハンカチに対しては無頓着でした。
でもハンカチで鼻をかんじゃうタイプなんですよね。
だから勝負ハンカチとタフなハンカチを2枚持つようにしているんです。
タフな方で鼻をかんだり、かなり荒い使い方をしてます。
だから何回洗っても丈夫なものを選びます。
勝負ハンカチの方はデットストックの不思議な柄のものとか
FUKUZOとかのベタなブランドのものとか
昔のヨーロッパのインチキアニメのものとか
ウケ狙いのものも持つようにしてます。

—「ウケ狙い」いいですね。
ウケを楽しむというか出した時に笑かすためのしかけのハンカチですね。
おちゃめっぷりをチラつかせたいというか。
少し斜めから笑かしたいみたいな 笑
だから結構昔から衝動買いとかもしてました。

—ハンカチは何枚お持ちですか?
自分のものと買い集めたもので50枚くらいは持っています。

—ハンカチにまつわる思いではありますか?
ハンカチに対して色艶のある話はないんですよ。
本当はベンチがぬれてたりとかした時に
そこにハンカチを敷いてあげたりしてみたいですよ。だから願望はありました。
自分の分身できれいな自己犠牲ができるというか 笑
しかも洗濯されていいにおいになって返って来たりしたらまたいいですよね。
そういうのがいいなってうんと若い頃妄想してました。
でも残念ながらリアルにはなりませんでしたけどね 笑

kako

—これからも宜しくお願いします。ありがとうございました。




アリタマサフミ
世界各地のフォークロアや宇宙観、電子音楽、民俗学や風俗史を題材に
テキスタイル図案やグラフィックデザインを展開。