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2018.02.15

ハンカチ百科 NO.8 きれいにアイロンをかけるには

ハンカチの悩みベスト1は、アイロンについてではないでしょうか。

きれいにアイロンをかけるにはどうしたらよいか。
そもそもかけないで済ませられないか。

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最近は天然繊維でも形状記憶のような機能をもった生地が登場しています。

何か便利な機能があるとありがたくて飛びつきたい気持ちにもかられますが、
便利さの裏側で同時に失われているものもあるようで、
慎重に考える必要もあるかもしれません。
いろいろな薬剤処理や加工など、本来の天然繊維がもつ特性をそぎ落としたり、
余計な化学的な付加加工をつけたりすることがあるからです。

アイロンはかけたものの方がより気持ち良いですが、
以前手を拭くのに良いハンカチの記事で紹介した通り、
しっかりとした生地のものを選べば、
気にならないで持っていける場合もあります。

まずアイロンをかける前に
洗濯したものを干すところからポイントがはじまります。
ハンカチを両手でしっかり広げて
パン、パンと空中でしわを伸ばして形を整えてから干すこと。
これでアイロンがけがだいぶ楽になります。

アイロンを生地に合わせた最適な温度に設定します。
通常は綿や麻に適当な高温の180〜200度に。

ハンカチに十分に霧を吹いた後、
四隅をぐるり四角になるようにまずぐるりとアイロンをかけ四方を固めます。
生地は伸びるのでここで必要に応じて引っ張ったりしながら、形を整えます。
その際に畳んだ際にどの面を表に出すのか予め決めておくのも重要です。
ハンカチを広げた状態でアイロンをかけられるほど
大きなアイロン台も少ないので、
最初に縦に半分に折ってしまってもよいでしょう。
四方ができたらその後で中を仕上げていきます。

表に出す面は自分の好みで選んで良いのですが、
プリントされたハンカチなどは折り畳んだ際に
どの部分を見せるか考えてデザインされたものもあるので、
絵柄をじっくり見てみましょう。
通常は畳むと1/16のサイズになります。

畳んだ状態できれいにハンカチを仕上げるこつは、
見せたい面の角をきちんと引っ張りながら
場合によっては少し裏の生地より多めに出すことです。
こうすることで畳み仕上がった際に後ろの生地が見えずに、
すっきりとした印象になります。

次回はハンカチの畳み方です。

アイロンのかけ方をきちんと考えている方も少なくはないはずです。
特に気にしていない方もこの機会に
ハンカチのアイロンがけの順番について考えてみるのも良いですね。

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