2016.10.28
木々も色づきはじめ、いつもの景色も衣替えの秋ですね。
お洋服だけでなく、ハンカチのようなポケットやカバンの中の小物も
衣替えをするとまた一層季節を楽しむことができるかと思います。
ギザギザの葉っぱをかたどったピコットレースのついたハンカチをご紹介します。
薄手でソフトなふくらみと、ほどよいハリのある使い心地のよい生地。
シックなカラーの大きめのブロックチェック。
専用のミシンで縫製される、ギザギザの葉っぱのようなピコットレースは
よくみると2色の糸でつくられています。
かわいすぎず、ナチュラルで上品な印象の少し小さめサイズのハンカチです。
秋の行楽のお共にもぜひ。
ブロックチェックグレーハンカチ
ブロックチェックブルーハンカチ
cotton100%,40cm×40cm,¥1500+tax
2016.10.23
SABOTEN///
サボテンのふっくらとした丸い葉とそれとは裏腹にチクチクとした鋭いトゲ。
このギャップを布の上に散りばめて刺されずにサボテンの愛らしさを楽しみたいという想いから出来上がったデザインです。
Nail Dance///
色とりどりのネイル。
鮮やかなカラーを乗せた爪はわくわくしたり、ちょっともじもじしたり、
つんとしているようにも見えます。
そんな乙女心をもつ個性豊かな爪たちを主役にしたデザインです。
△△△
frumafar.による新作ハンカチ2柄が10/26〜登場します。
発売を記念し、swimmie銀座店にて原画の展示、
そして特別にfrumafar.のオリジナルグッズの販売もさせていただきます。
オリジナルのカットクロスはアメリカでプリントがされています。
swimmieのハンカチと同じ柄がベースになっていますが、
生地が違いますので、その違いも楽しんでいただけます。
この生地でさて何を作ろうか…と考えるのも楽しい時間ですね。
秋の夜長に チクチクと手を動かしてみるのもいかがでしょうか?
この機会にぜひハンカチと合わせてご覧ください。
◯期間:2016/10/26 wed. - 11/8 tue.
また、11/2 13:00-18:30にはfrumafar.のメインデザイナーであるエバタマリコさんが在店される予定です。 *途中離席されている場合もございます
とても気さくでお話好きのとても素敵なお方です。
テキスタイルのストーリーなど、ぜひ直接お伺いしていただければと思います。
みなさまのお越しをお待ちしております。
■frumafar.(フラマファー)
ニューヨークで知り合った3人の日本人テキスタイルデザイナーによるユニット。
ファッションからインテリアまで楽しめテキスタイルデザインがコンセプト。
2016.10.17
お問い合わせもたくさんいただいておりました
2017年版のこよみチーフがカラーバリエーションも新たにできあがりました。
左から
ネイビー×ホワイト
ライトグレー×ブルーグリーン –new–
キナリ×ブラック
レッド×ホワイト –new–
4色展開です。
やわらかな風合いとやさしい表情のあるオーガニックコットンガーゼ生地に
プリントされてますので、ハンカチとしての使い心地はもちろん良いです。
使い込むほどに馴染んでいきます。
このままでも素敵ですが、刺繍などを加えていただき、
あなただけの特別なハンカチに仕上げていただくこともできます。
家族や友人の誕生日を印したハンカチ…
記念日のハンカチ…
うれしいことがあった日に印をつけるハンカチ…
どのようにお使いいただくかは自由です。
記録が記念になって、この先もずっとお使いいただけます。
少し気が早いかもしれませんが、新しい年に気持ちを向けて、
ポケットにハンカチカレンダーを忍ばせてみてはいかがでしょうか。
2016年版のこよみチーフも販売中です。
2016.10.06
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
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毎月3日にアップしているこの企画ですが、16人目は特別編です。
いよいよ世田谷パン祭りが10月9日、10日に開催されます。
そのパン祭りで9日にはライブで登場いただき、また、グッズもデザインされている かせきさいだぁさんです。
H TOKYOでは新作のハンカチも登場予定。
ぜひそのあたりのお話もお楽しみください。
—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、
オススメのポイントを伺えればと思うのですが
これは三角のハンカチなんですか?
ボーイスカウトの制服になるバンダナなんです。
スカウトチーフというものです。
これは新品が古着屋さんで売ってて買ったんですけど
このバンダナを止めるリングはボーイスカウト屋さんに行って買ったんです 笑
そういえばボーイスカウトってバンダナ 縛ってないなと思って調べてみたら
「スカーフリング」っていうもので止めているってことがわかって。
でも「スカーフリング」で調べると女性っぽいものばかりで。
それでボーイスカウト屋さんで革のやつを買ったんですよ。
※実際のスカーフリング。かせきさいだぁさんのInstagramより。
—ボーイスカウト屋さんっていうのがあるんですね!
そうなんですよ。今はどんどんなくなってきているみたいなんですけど
昔はちょこちょこあったみたいで。
僕は後楽園遊園地の隣になるボーイスカウト協会の
本部みたいなところに行って買ったんですよ。
あとはビーバーのワッペンがかわいいなと思って買ったりしてました。
それがこのカブスカウト(今回お持ちの黄色いバンダナ) の
下の年齢の子たちのワッペンで。
—ボーイスカウトが好きだったんですか?
子供の頃スヌーピーを漫画とかアニメとかで見てて
その中にボースカウトが出ていて
当時は全然なんだか分からなかったんですけど
夏休みにみんなでちょっといやいやキャンプに行って 笑
行った証にワッペンもらったりしてて なんかいいな〜って思ってたんですよ。
やってたわけじゃないんですけど憧れてましたね。
その記憶があったんだと思います。
あとはムーンライズキングダムですね。
あれもボーイスカウトの少年の話でした。
—他にお持ちいただいたのもバンダナですね。
はい。昔からバンダナを首に巻いていたんです。
作家の開高健さんが釣りに行く時によく巻いていて、その影響です。
ちょっと前まではシャツにネクタイっていう スタイルもしていたんですが
自分でTシャツを作るようになってから
Tシャツを着る機会も増えて
なんか首元が寂しいからまたバンダナを巻くようになって。
—バンダナを集め始めたのはいつぐらいですか?
いやいや集めてたわけではないんです。
ハグトーンズのバンドでライブをやるときに
僕はシャツにネクタイで
ハグトーンズはいつもテキトーなTシャツ着てくるから 笑
これはなんとかしようってなって。
スタイリストの人に古着でダンガリーシャツとバンダナを集めてもらって
メンバーに巻かせていたんです。そのあまりを僕も普段巻いたりして。
—このバンダナもかわいいですね。
そうなんですよー。これはBEAMSで買ったものです。
何年か前のものなのでもう売ってないかもしれないですね。
2色に分かれているので半分にしたときにもかわいいですし
しかもお得じゃん!と思って 笑
色々楽しめるのでよく使っています。
—好きなハンカチの使い方はありますか?
首に巻くと汗止めになるので、特にこの夏はバンダナをよくしてました。
タオル巻くのと同じ感覚ですかね。
2枚持っていけば汗でびしょびしょになっても変えられるし。
そう思ったら「すごいこいつ便利だぞ!」って。
巻き方も色々変えられますしね。
この便利さに気がついて、今年は本当にずっとしてました。
—かせきさんのハンカチ・バンダナの使い方としては
ファッション要素もありつつ機能性も求めると言う感じですか?
常に機能性は求めてます。
ただのファッションで機能性がないと長続きしないので。
—バンダナ以外にもハンカチはお持ちですか?
はい。毎日絶対持ってます。
男子のたしなみと言うか。
自分が女の子だったら絶対嫌ですもん。
手を洗ってズボンで拭いたりとか。
なんか優しいことしてくれても
そこで拭いた手でしょみたいに思っちゃいますよね 笑
そこまで自分も見てないですけど
女の子に思われてそう…とかは思いますよ。
ほとんど手を拭くのってトイレだから
異性には見られないですけど
でもやっぱり持ってた方がいいですよね。
—ずっとハンカチはお持ちなんですか?
いや、意識して持ち始めたのは30歳くらいからですね。
遅いですよね。 20代はもう手を拭くのはズボンでしたよ。
—そうなんですね!30歳で何があったんですか?!
30代になったらTシャツとパーカーが似合わなくなってきて。
それで外に出るとタバコ買いに来た休日の おじさんぽくなっちゃうんですよ。
目の周りの皮膚のくぼみとか
肌のハリとかも関係してるんですかね 笑
ショウウィンドウかなんかを見たときに ハッ!って気がついたんですよ。
この格好若い人の方が似合う!って。
それからすぐブルックスブラザーズに 白いシャツ買いに行ったんです。
そうなるとズボンで手を拭いてるのかっこ悪いじゃないですか?
それでハンカチを意識して持つようになりました。
—ハンカチはそこから買うようになったんですか?
いえ、前からかわいいハンカチがあると買ったりはしていたんです。
それをちゃんと使い始めた感じです。
でも元々もハンカチは割と持っていたかもしれません。
僕お腹がすごく弱いんですよ。
それでトイレにしょっちゅういくんです。
手を洗って毎回ズボンで拭いてると
何回もトイレに行くのでビッショビショになっちゃうから 笑
それでかっこつけとか難しいことは考えずに
自然とハンカチは持ってましたね。今考えると 笑
—ヘビーに手を拭くのに使う方はタオル派の方も多いと思うのですが
かせきさんはハンカチなんですね?
はい。僕はハンカチですねー。
今日持って来ればよかったですけど 好きなハンカチがあるんです。
マクドナルドのハンバーガーって紙に包まれてるでしょう?
あれって全部包み紙が違ったんですよね。
その柄がハンカチになっているんです。
僕はフィッシュバーガーとチーズバーガーを買って
可愛かったのでよく使っていました。
20代のときに買ったやつですけど今も持ってますよ。
—ちなみに中学や高校の頃はどうでしたか?
それはもうおしりで拭いてましたね 笑
でも白いハンカチは持ってました。
—白いハンカチ限定ですか?!
そうですね。お弁当包むのが白いハンカチで
ついでにこれも持ってきなみたいな感じで
白いハンカチを渡してくれてたんですよね。
弁当包むのも持つのも全部白いハンカチでした。
—それはお母さまのこだわりだったんですか?
いやーどうですかね。
汚れが目立つから逆によかったんですかね。
—ご両親もハンカチをお持ちだったですか?
そうですね。親父は使っている印象ありましたね。
親父は割と神経質タイプだったんで。
引き出しに白いのがいっぱいストックされてました。
やっぱり全部白でしたね。
家族中白いハンカチでしたね。
まあ誰が使ってもいいって感じだったのかもしれませんけど。
—全部が白いハンカチだなんて!それは素敵ですね!
昭和はそれが普通かと思っていました 笑
だからなぜだったのかはちゃんと聞いたことなかったです。
ハンカチ以外は白ばかりではなかったんですけどね。
ハンカチだけは生地は色々でしたけど、色は白だけでした。
—ハンカチは何枚くらいお持ちですか?
ハンカチ10枚、バンダナ10枚くらいですかね。
ハンカチはもらったものも多いです。
ハーレーダビッドソンのお店をぼんやり見ていたら
アンケートをお願いされて 答えたらハンカチもらったりもしました。
今も使ってます。
でも普段はH TOKYOと一緒に作ったハンカチをつかってますよ!
なんか話題になったら「これです!」って出してます。
—それは嬉しいです。ありがとうございます!
ちなみにハンカチにまつわる何か思い出はありますか?
ヨーロッパ企画っていう劇団の俳優やってる知り合いがいるんですけど
最近その人が「かせきさん見習ってハンカチ色々買ってるんです」 って言ってくれて。
「なんで?」って聞いたら、
「よく居酒屋のトイレで自分のハンカチ出しているの見て
男って最低限そういうことちゃんとしないといけないんだなって思ったんです」
って言ってて。それでハンカチ持つようなったそうなんです。
それは嬉しかったですね。
—今までもたくさんハンカチを一緒に作ってくださいましたが
まずメガネ柄からスタートしましたね。
これ人気だって言っていただいたんですけど
もう一度キッチリ描き直したいくらいです!
最初はどうしていいか分からなくて
テキトーに描いたわけではないのですが
こんな感じかな〜ってでいろんなマジックで キュッキュ描いて、
知り合いのデザイナーに やっといて〜みたいな感じだったので
これ売れるのかなあ・・・って
今も売れているのがちょっと申し訳ないくらいですよ 笑
—今でもすごく人気ですよ!
あとこの靴柄もすぐなくなっちゃいます。
嬉しいな〜。でもこの靴はいける気がしたんです!!
靴を修理に出して戻ってきたら
外国製の靴や鞄の革製品がプリントされた包装紙を
傷つかないように詰めてくれてて
それがすっごいかわいい!と思って取ってあって
このハンカチがあったら・・・って思ったんです。
—こちらは描き込むのが大変そうですよね。
これは結構大変でした・・・。
ペンだこが腫れ上がりました!
欲しい靴をいっぱい描いた感じなんですけどね 笑
この中でも実際にいくつか買っていますよ。
きっと欲しいという気持ちが描かせたんですね。
—お弁当やおにぎりハンカチもよく売れてます。
本当にお弁当包みにされるお客様もいらしゃいます。
そうなんですね!嬉しいなあ〜。
大判に作ってもらったので包みやすいですよね。
—次回作は「WAGASHI」ですね!
和菓子の包装紙をイメージしたハンカチがまもなく完成です。
はい!これもかなり頑張って描きました。
デフォルメが難しかったです。
どこまで描いてどこまで描かないかというか。
差し引きが難しかったです。何回か描き直しました。
ここのところTシャツで和菓子を描いているのですが
ハンカチ用には包装紙をイメージしているので
H TOKYOの電話番号も入ってますからね!
—でもなぜ和菓子を描こうと思ったんですか?
京都に仕事でしょっちゅう行くんですけど
そこで「出町ふたば 」っていう有名な豆大福屋さんがあって
ちょっと並ばないと買えない感じなんですが
ファンの方からもらったりして
それまでそんなに和菓子に興味なかったんですけど
本当にうまいな!って思ったんです。
それで和菓子大好きになって。
昔の和菓子って結構甘かったと思うんですけど
最近のは塩っ気もちょっとあっていいですよね。
自分の中の乙女感覚な部分が出てきた感じです。
—かせきさんの中に乙女がいるんですね!
そうなんです。乙女が住んでるんですよ。
ロッキン・ジェリー・ビーンさんって
セクシーな絵を描かれるイラストレーターさんが
学校は違うんですが系列校で遊びにったりしてて
「昔からかせきくんは女子ウケするのがうまかった。
俺にはそれがないから悔しい!」って言ってくれたんですよ。
言われるまではそんな風に思ってはいなかったんですけど
それでもっと頑張ろう!って思いましたね。
なので食べ物系とかを多く描いているんですよ、実は 笑
—素敵なお話をありがとうございました。
「WAGASHI」も楽しみです!
また新たな作戦会議も始まっていますので、ぜひお楽しみに。。。
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かせきさいだぁ
‘95年にインディーズ盤『かせきさいだぁ』、
翌年メジャー盤『かせきさいだぁ』を発表。
音楽以外でも4コマ漫画『ハグトン』を’01年から描き続け、
今ではハグトンを題材にしたアート活動にまで表現の場を拡げている。
‘11年、2ndアルバムリリースから13年ぶりとなる待望の
3rdアルバム『SOUND BURGER PLANET』、
‘12年9月には矢継ぎ早に4thアルバム『ミスターシティポップ』をリリース。
‘13年8月には全曲アニソンカバーアルバム
『かせきさいだぁのアニソング!!
バケイション!』をリリースと精力的に活動中。
現在4年振りのオリジナルアルバムをレコーディング中!
2016.10.03
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
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15人目はH TOKYOと5年ほど前から一緒にハンカチを作らせていただいている
Able Art Companyの中谷由美子さんです。
キュートな中谷さんのハンカチエピソードはもちろんのこと
Able Art Companyがどんな活動をしているのかも
ぜひ知っていただけたらと思います。
—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、オススメのポイントは何ですか?
今も使ってきたので使用後感がすごくてすみません 笑
これはAble Art Companyと一緒に作っていただいた
ウルシマトモコさんのネコちゃんハンカチです。
正直カンパニーハンカチは全部欲しいんですけど
破産するので「これは!」というものだけ買うようにしていて
一番初めに買わせていただいたのがこのネコちゃんハンカチでした。
もともと作品は知っていましたが
ハンカチとして上がってきた時に色もすごくよくて。
それと作者のウルシマさんがこれ似合いそうだなって思って嬉しかったんです。
本人もリピート買いしすぎててちょっと心配しているんですけれど
いろんな人にプレゼントしているみたいです。
—この間お店にウルシマさんが来てくださって
初めてお会いすることもできました!
すごくおしゃれでかわいい人ですよね!
とても思い出深くて大好きなハンカチです。
—このネコは切り絵なんですよね?
はい。ウルシマさんは切り絵が得意でこの「名も無きネコ」というシリーズは
彼女の中でもお気に入りで何度も作っていて、思い入れのあるネコだと思います。
そういう意味でもわたしにとって勝負ハンカチです。
—こちらもH TOKYOのハンカチですね?
はい。村田善子さんの「女湯」です。
これは完全に一目惚れでした。絶妙ですよね。
この見切れ感とかも好きですし、自分が銭湯通いしていた時期があるので
これ持って銭湯行きたい!と思いました。
—銭湯通いしてたんですね。
そうなんです。地元の奈良で
半年くらい平屋に一人暮らしをしていた時にお風呂がなくって。
めちゃくちゃボロい小屋みたいな家だったんですけど
自転車で1,2分のところに銭湯があったのでそこに通っていました。
このハンカチを見てその頃のことを思い出しました。
銭湯行っていたものとしてはこれは見逃せない!と思いました。
このハンカチ持ってると銭湯の話になるので
「わたしも銭湯好きです!」みたいな銭湯仲間を見つけられるんです 笑
このハンカチにはそういう特典あります。
—話のタネになるんですね。
そうなんですよ。はじめは折って隠しておいて
青いチェックみたいに見せかけておいて
ちらっと乳を見せるみたいな感じも好きです 笑
仲良い友達とかにも見せたくって準備している自分がいます。
「こんなん見つけてん!」って。
「絶対好きやと思って持ってきたけどこれはあげないよ〜。自分で買ってね」
っていうんですけど 笑
—これもAble Art Companyさんと一緒に作らせていただいたハンカチですね。
はい。でももったいなくて実はまだ使えていないんです。
色が白いからなかなかおろせなくて。
美しいから汚せないわと思ってしまい。。。
太田さんという作家さんの羊でこれは刺繍ワッペンなので
生地はいろいろアソートで付けて納品していただいたので
気に入った生地は取っておかないと
どんどんなくなっちゃうと思って買ったんですけど
まだそのまま使えていません。
—まだ新品の状態なんですね!
そうなんです。ノートとかもそうなんですけど
買ったものをおろすのに時間がかかるんです。
気に入ったものを使うのになかなか思いきれなくって。
しばし眺めて楽しんでいます。
一回おろすとガンガン使うんですけど。
—刺繍ワッペンも初めて作ったシリーズでしたね。
はい。他にもこの太田さんのワッペンには
コウモリとライオンがいてかなり迷ったんですけど
これが羊?!っていう感じもよかったんです。
ワッペンは羊のモコモコ感を表現して出してもらったり
ライオンはたてがみがわさわさしてたり
コウモリも羽が少し浮くようになっていたりと
そういう制作エピソードも含めて好きです。
これは自分用なのですが贈り物にも使わせてもらいました。
—贈り物にもしていただけて嬉しいです!
Able Art Company の商品をプレゼントに
使うんですけれど、なかなか男性向けのものがなくて
アクセサリーとか服も女性ものが多くて。
なのでハンカチは男性にもぴったりで父の日にわたしもお父さんにもあげました。
お客さまでも男性へのプレゼントにしている方は多かったと思います。
Able Art Company の男性スタッフも
これなら自分用に買えると喜んでいました。
—この新品ハンカチがおろされるのはいつでしょうか?
ハンカチおろすのは「よし!」と気合を入れるときなんです。実は。
普段は手ぬぐいを愛用しています。
職業柄首に巻けないと不便なので。
ちょっときちんとしたときにハンカチは作っています。
Able Art Company の関西事務局の拠点となる
「Good Job!センター 」のオープンが
間も無くなのでそのときに使いたいと思います。
—こちらはまたかわいいハンカチですね!
この2枚はもらったんです。
布ものが好きだという認識が周りの人にあるみたいで結構いただくんです。
もう使いすぎてボロボロなんですがもらった時点でも結構ボロボロだったんです 笑
多分フランスとかの古いものでとてもやらかい生地なので
逆にくしゃくしゃにしても気にならなくてよくお弁当包みにしています。
外国のものではありますが昭和っぽいものが好きなので
それにも通ずる感じも好きですね。
昔おばあちゃんの家にあった花柄の琺瑯の鍋みたいなイメージです。
—これはいつもらったんですか?
中学生から高校生のときによく行っていた
雑貨屋さんがお店を閉めるときに在庫一掃みたいな感じで
「よく来てくれていた子にはこれあげるよ!」ってくれたんです。
これともう一枚もらってよく使っているんですが
あまりにシワシワだったのでお恥ずかしくて今日は持ってくるのをやめました 笑
10年くらいは一緒にいるハンカチです。
—こちらも素敵なブルーのハンカチですね。
これは一昨年くらいにハワイのお土産でもらったんです。
とてもお世話になっていたお姉さんから新婚旅行のお土産でいただきました。
こんな縁があるのかと驚きでしたしハワイアンキルトっぽくもあるのですが
さりげなくてお土産にありがちなバカンス!って感じでもなく
「なんて好みなんだ・・・わかってらっしゃる!」
と感激ですごく気に入っています。
ハンカチをあげることはわたしもよくしていて
喜ばれると「やってやった!」みたいになっていたんですけど
もらって「やられた・・・」と思ったハンカチです。
—ハンカチを使う上でこだわりはありますか?
自分一人で使って嬉しい気持ちになるのも
もちろんなのですが、小物だからこそ
ちらっと見せたくなるというのも大事かもしれません。
ちらっとだからこそ気になるものを仕込んでおきたいというか。
ウケを狙いにいきがちな関西人ならではかもとは思うんですけど 笑
「ほらこれ使いなよ」みたいな感じで渡して
あえて見せる、みたいのもあるなと自覚しています。
なのでコミュニケーションツールかもしれないなと思っています。
—ハンカチの好きな使い方はありますか?
手ぬぐいを普段使うというお話はしたのですが
やっぱりハンカチはピリッとせねばという時に持ちます。
手ぬぐいがTシャツならハンカチはシャツという
気持ちで使っていると思います。
不安な時のお守りにもなっているかもしれません。
「これ持っていれば話のネタもあるぞ」とか 笑
あとはボロボロになってきたハンカチは
お弁当包みへと変化します。
—ハンカチは何枚お持ちですか?
ヨレヨレの古株のハンカチを含めると20枚くらいです。
手ぬぐいは頻繁に使うものを15枚くらいなので
お弁当包みチームも合わせてですが枚数としてはハンカチが多いですね。
—昔からハンカチは持っていましたか?
何かを持っていないと不安なのは今でもなのですが
記憶にないくらい小さい時は
ハンカチサイズのガーゼをくわえていないと
眠れなかったと母に聞いています。
噛ませておくようのガーゼが常にストックされていたそうです。
ガーゼ素材が今でも安心するのか好きです。
ただ布を集めるのは好きで、持ち歩いてはいなかったですが
部屋で何かを隠すのに使ったりしていました。
大学生くらいの時に好きなブランドの服は
なかなか高くて買えないけれど「ハンカチなら買える!」
みたいな感じでそのマークが欲しいがために買ったりしていました。
なのでスカーフとかも巻かないのに古着で買ったりしていましたね。
—持ち歩くようになったのは最近ですか?
はい。でもH TOKYOさんの影響が大きいです。
話のネタに見せたいので持ち歩く
というような感じです。持っていると安心します。
—ハンカチにまつわる何か思い出はありますか?
祖母が縫い物をする人だったので布にはなじみがありました。
それと祖父がスーツを着てハンカチを持つ人だったので
祖母がアイロンをかけているイメージはあります。
たまに洗濯物をたたむのを手伝う時に
なんだこの四角い薄い布は?!とか思ってました 笑
でもそれを持つのが大人の証だなとも思っていました。
—H TOKYOを知ったきっかけはお仕事ですよね?
はい。ずっとコラボレーションしてくださっていて
わたしは途中からですが引き継がせてもらって
今も一緒にハンカチを作っていただいています。
約3年くらい前ですかね。
Able Art Company の仕事を前任から引き継いで
はじめにさせてもらった仕事だったと思います。
商談とかも初めてくらいの感じでドキドキしていたのをよく覚えています。
—Able Art Companyさんに入ってからはどのくらいですか?
わたしはAble Art Companyの運営事務局である
たんぽぽの家という奈良の施設に入ったのが4年前でした。
3年前に奈良から東京に出てきて
Able Art Companyの仕事をするようになりました。
障害があるアーティストの絵を
色々な方々に使っていただくという仕事を主にしています。
今は奈良に戻ったのですが、東京と違うのは
実際にオフィスにも障害がある方も一緒に働いているという点です。
絵を描いている方ばかりではなく作業をする方も一緒に働いています。
今はその作業を受けるという仕事もしています。
—H TOKYOでもショップカードや包装紙は福祉作業所にお願いしています。
東京ですとそういった下請け作業って結構あるんです。
会社もメーカーも多いので。
東京来てこんなに仕事あるんだ!って結構衝撃でした。
いろんな施設には行かせていただいていたんですが
仕事ないときがない!みたいな感じで。
ただ田舎にはなかなかないんですよ。
なので田舎の作業所のほうが意外とアート活動が盛んだったりするんです。
奈良でも絵を描きつつ作業という感じなのですが、
下請け作業があまりないので
もう少し製品開発などを一緒にやりましょうということをしています。
—Able Art Companyさんの登録作家さんは全国にいらっしゃるんですよね?
はい。今は104人登録作家さんがいます。
カンパニーも今年で10年になるのですが
毎年応募してくださる方も変わってきていています。
はじめはアート活動をしている施設の
職員さんがこの人の絵すごいんだけど
何かできないだろうかと思っていて、
ただ自分たちでやろうとするとなかなか限界があるので
カンパニーを知って応募くださる方が多かったんです。
最近はご自身に障害があって応募してくださる作家さんも増えています。
なかなか仕事に結びつかないというところで
何かできればと応募してくだっているように思います。
—作家さんは定期的に新作などを発表されるのですか?
新作ある方は送ってくださいというような募集をかけて送ってもらっています。
作家さんはみなさん筆が早いのでWEBへのアップ作業などは
追いつかなくてなかなか大変です。
—Able Art Companyさんの活動も知っていただいて
この素敵な作品がもっと世に出て行くといいですね。
そうなったら嬉しいです。
お仕事募集中です!
H TOKYOさんとのコラボレーションは
作家さんのモチベーションにもなっていて
新しい作家さんの応募動機の中には
「ハンカチになりたかった」
という方もいらっしゃいますよ!
ハンカチですと男女問わず贈り物にもできるので
作家さん自身やご家族も嬉しいのだと思います。
—すごく嬉しいです。新作も一緒に作りたいです。
いい作品いっぱいなのでまたご案内しますね!
—ありがとうございました。
これからも一緒にまたいいハンカチを作っていかれたらと思います。
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中谷由美子 Yumiko Nakatani
1988年奈良生まれ。
2013年に奈良の福祉施設「たんぽぽの家アートセンターHAN
その後、2014年5月より東京に移り「NPO法人エイブル・
に勤務し、エイブルアート・カンパニースタッフとして
主にアーティストのマネジメントと商品の販売等を担当。
2016年5月に奈良に戻り、現在は「Good Job!センター香芝」に勤務。