2020.11.22
画家・狩野岳朗さんの待望の新作ハンカチが登場しました。
秋冬のかおりのする絵をテクスチャーの異なる生地にうつした
それぞれに奥深さのある3種類です。
Past layers///
昨日、今日、明日
重なる出来事、忘れる想い
いいもわるいも全部
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植物柄が浮き出るように織られた豊かな表情のジャカード織り。
膨らみがあり少し厚地なので、ガーゼやタオルをお使いの方にもおすすめです。
織りによる糸の重なりも、この絵にしっくりときます。
40cm square,cotton 100%,2000yen+tax
Space stormy///
一歩踏み出す勇気が必要
エイッ、と無重力に放り出される
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薄手でやわらかなツイル生地。
大判なのでスカーフのように首元に巻いても。
畳んだときに現れる絵柄の重なりを楽しんでいただきたい一枚です。
65cm square,cotton 100%,3000yen+tax
Grass knitting///
ツタとツルの折り重なる
隙間にできる光のにじみ、反射する洋館
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コットンシフォンに織りのアクセントが入った生地。
洋館の窓のすりガラスのような表情の生地に絵が乗って、
窓の外の景色をそのままうつしているかのようです。
また、額縁のようなイギリスヘム縫製もポイントです。
46cm square,cotton 100%,2300yen+tax
前作は爽やかで心地よい風が吹いているようなイメージのハンカチでしたが、
今回はキャンバスの色を残さずに、全体に深みのある雰囲気を…と
狩野さんにお願いし、数年かけてようやく生まれた新作です。
狩野さんの作品は油彩が多いですが、
ハンカチには軽やかさを出すために筆の勢いも必要と、
水彩で描かれている部分が多いのもまた特別なところです。
ハンカチという布、そしてプリントという別のレイヤーから
狩野さんの作品を楽しんでいただければと思います。
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狩野岳朗
画家。植物や自然を観察しフィールドスケッチを重ね、抽象絵画を制作する。
個展での作品発表を主に、ワークショップやライブ活動等。
書籍の装画やアパレルブランドとのコラボなども手掛ける。