2016.11.07
swimmieでハンカチのデザインをしていただいている葵・フーバーさん、
そして、H TOKYOからハンカチが発売となるマックス・フーバーさんが
それぞれ京都で展示をされます。
●Aoi Huber
[Negozio Puntovirgola]
日程:11/10(thu)-29(tue)
場所:PUNTOPUNTO 11:00~16:00 水曜定休
[絵本「あいであ」原画展]
日程:11/16(wed)-30(wed)
場所:誠光社 10:00~20:00
●Max Huber
[Fotografie]
日程:11/8(tue)-27(sun)
場所:SUTAGA KYOTO 11:00~19:00 月曜定休
H TOKYO京都店では、11/9(wed)-23(wed)の期間中、
おふたりの新作ハンカチの他、
通常swimmie銀座店限定販売の「YUME NO GINZAハンカチ」も
期間限定でお手に取っていただけます。
また、ハンカチの原画やその他の作品もご覧いただける貴重な機会になります。
紅葉が美しい京都、ぜひ巡っていただきたいです。
2016.11.07
campo///
丸や三角、大きい四角。
ならべたらひとつの場所になった。
空から見た畑?村?山?
どんな風景がひろがるかな。
52×52cm,cotton100%,2000yen+tax
pesce///
数え切れない海の中の魚たち
自分の世界だけのよう。
自由に生き生きと泳いでいて、
うらやましくもなったりする。
28×28cm,cotton100%,1000yen+tax
gatto///
赤、黄、紫、
笑っていたり、むっつりしたり、
猫は気まぐれ。
見ているだけでなんだか楽しい。
28×28cm,cotton100%,1000yen+tax
△◯◇
葵・フーバー氏による新作ハンカチ3柄が11/9〜登場します。
pesce:魚とgatto:猫の柄のハンカチはswimmieでは初となるキッズサイズ。
素材はオーガニックコットンガーゼを使用したやわらかな風合いです。
どんな場所でも、さっとポケットから取り出して、
名前をつけてみたり、物語をつくったり…
想像力豊なこどもとあれこれお話するのはきっとたのしいですね。
■葵・フーバー
1936年東京生まれ。東京藝術大学卒業。
スウェーデン王立芸術デザイン大学で学んだ後、1961年にミラノに活動拠点を移し、マックス・フーバーのスタジオでイラストレーションを手がける。
現在までテキスタイル、絵本、おもちゃなどのデザインや絵画制作を行う。
スイス在住。
2014年スタジオ・プントビルゴラを東京・東日本橋に設立。
2016.11.04
11月展開予定です。
11.3(木)-12.25(日)LOFT渋谷店 1F
11.10(木)-11.23(水)punto punto・京都
「点と点をつなぐ:葵フーバーのイラストレーション」葵フーバー ハンカチ展開
11.19(土)- LT LOTTO AND TRES・福岡
2016.11.03
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
///
17人目はswimmieでハンカチのデザインをしていただいている
frumafar.(フラマファー)のエバタマリコさんです。
frumafar.はNYで出会った3人で活動しているテキスタイルデザイナーユニット。
そのメインデザイナーであるエバタさんはとても気さくで楽しいお人柄。
おしゃべりは尽きずついつい長い間お引き止めしてしまいました。
制作の過程やfrumafar.メンバーについてもお話いただいております。
前編につづき後編をお届けします。
—frumafar.は3人のテキスタイルデザイナーユニットですが、
どのようにして結成をされたのですか?
私がNYの大学を卒業してインターンで入ったテキスタイルデザイン事務所で
ノムラと山下がバリバリ働いていたのが出会いです。
そこでいろいろお二人に教えてもらったんです。
ほどなくして私はアパレルの企業に就職が決まったので事務所は辞めました。
それから10年くらい経って、懐かしいから集まろということになって、
最近どう?みたいな話から、デザインの話になり、
オリジナルのテキスタイルデザインをやってみたいねという展開になり、
まずは会社ではなくて、フリーランスのかたちで、
何か3人で協力をしてやれるものをやらないかということで始まりました。
—はじめにswimmieで6柄のハンカチをつくらせていただきましたが、
もともとfrumafar.でもテキスタイルにされている柄でしたよね。
ハンカチになってみていかがでしたか?
frumafar.でプリントしている生地はおもにUSAコットンを使用して、
アメリカの工場でプリントをしています。
ハンカチ用にハンカチ屋さんと作るということも初めてだったので、
どの辺まで希望を伝えたらいいのだろうと思っていたのですが、
サンプルをいただいたときに、これはまさにこういう感じ!って
いうのが出来上がってきたのでよかったです。
それと、ちょうど私が妊娠中にswimmieでのハンカチの企画がはじまって、
swimmieのスタートの頃にちょうど娘が生まれて。
娘の誕生とswimmie誕生と、いろいろな意味で一緒にに歩んできたみたいな
思い入れが勝手にあるので、とっておきのハンカチたちですね。
swimmieのショップで自分たちのハンカチを見たときに、
よく仕上げていただいたなと 笑
やっぱり同じ布でもカットクロスと製品になったハンカチでは
四方を縫っただけでもこんなにも大きく変わってくるんだと実感しました。
—そう思っていただいててよかったです!
テキスタイルの柄や布を提供されていらっしゃるので、その先にどういうものが
できたかというのをすべて把握されているわけではないですもんね?
そうですね。作ったものを見せてくださる方もいらっしゃるのですが、
やっぱり使い方がひとそれぞれでこんな風に使うんだとか、
新たな発見があったりしますね。
生地は素材の立場なので素材提供という感じになるので、
どんなに料理なるのか楽しみですね。
自分だったらこういうものを作りたいからこの柄を…とか
そこまで考えて決めつけてつくった方がいいのか、
それとも少し余白をのこした感じで生地はそこで終わらせておいた方がいいのか、
どうしようかと…作る側としては悩ましいところがありますね。
フリーランスでやってたときは
アパレルの会社に柄を提供していることが多かったので
デザイナーさんが例えばこの柄はパーカーにするんだという
ある程度のガイドラインが決まっていたので、
そのテーマに合わせて私はそのモチーフを描くということで
一歩踏み込まなくてもいい、踏み込まないという立場だったんですが、
やっぱり一歩踏み込みたいという気持ちもあったので、
そこはfrumafar.としてやろうという感じもありました。
逆にいえば、テーマも決まっていて、
提供するっていうときはある意味、
限られた中でいかに自分を出すかということを楽しんだりするのですが、
今思うと、逆にその枠が心地よかったかもしれません。
私が作った柄でも私の名前がでるわけでもないので、
自分だけが知っているっていうことを密かに楽しんでたとい覚えがあって、
でもいざfrumafar.でやろうとなったときに、
すごい責任感が生まれて「なんでやってしまったんだろう…」
って思うこともありますね 笑
—3人でデザインをされていらっしゃいますが、
frumafar.としての統一性みたいなものはどうしていらっしゃるのですか?
そうですね。本当にみんな作風が違うので、
私がイメージをつたえて他の2人に描いてもらったりもします。
例えばこの「feather forest」ですが、
もともと有名な画家のピアノの鍵盤の絵を本でみたときに、
ピアノの鍵盤をプリントにしてリピートにしたら、
ストライプのようになっていいのでは?と思ったのがきっかけで、
私はそういうのが描けないので、メンバーのノムラに
インスピレーションを伝えてできたのが、この柄なんです。
モチーフは全然ちがったのですが、すごく気に入っています。
sumi ribbon Doughnuts Lover’s Stripe dance with cats
feather forest Garden Party Bouquet sunset ripple
—「feather forest」以外の5柄はエバタさんのデザインですよね。
どんな背景があるのかいくつか教えてください。
「Doughnuts Lover’s Stripe」はNYに住んでいたときに
ダンキンドーナツが大好きで本当によく食べていたんです。
ダンキンのコーヒーも好きで、毎朝コーヒーを買って出勤をしていたのですが、
休日は近くにお店がなかったので、
豆を買っておウチでダンキンのコーヒーを飲んでいたくらいです 笑
日本に帰ってきてあのドーナツが恋しいって気持ちで描いたんだと思います。
なので、ドーナツは絵ではなくて、
もうそのもののダンキンドーナツの写真を素材にしました。
あれが食べたいんだーっという気持ちで 笑
やろうと思ってやれてないのですが、
あの生地で三角巾やエプロンなどキッチングッズをつくってみたいですね!
「dance with cats」の猫は姉が飼っている黒猫を描いたのですが、
本当はしっぽがとても短いニャンコなんです。
でも、黒くてしっぽが短いとどうしてもクマみたいに見えてしまうので、
しっぽは長くして描きました 笑
—新作のハンカチ2柄はハンカチになることを想定して考えていただきましたが、
洋服のテキスタイルだと立体になりますが、ハンカチだと平面ですよね。
柄を考える上での違いなどありましたか?
あのときは本当に画家になった気持ちになりましたね 笑
平面なので真っ白なキャンパスに向かう感じで、
ごまかしがきかないというか…笑
普段いつもあれ描きたいこれ描きたいといっているくせに
いざとなると、頭真っ白みたいな。
私は今、こういう気分、こういうプリントがほしいというのが
うまくswimmieとマッチングしたらいいかなと思って描きました。
それが新作で発売される「SABOTEN」と「Nail Dance」です。
自分の生活に身近なものというのはやっぱりでてきますね。
「SABOTEN」は、サボテンのふっくらとした丸い葉とそれとは裏腹に
チクチクとした鋭いトゲのギャップを布の上に散りばめて刺されずに
サボテンの愛らしさを楽しみたいという想いから出来上がったデザインで、
「Nail Dance」は、色とりどりの鮮やかなカラーを乗せた爪は
わくわくしたり、ちょっともじもじしたり、つんとしているようにも見える
そんな乙女心をもつ個性豊かな爪たちを主役にしたデザインです。
—ありがとうございました。
いろいろなお話をお伺いできて、ますますファンになりました!
これからもfrumafar.のテキスタイルを楽しみにしています。
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frumafar.
ニューヨークで知り合った日本人3人のデザイナーによるユニット。
ファッションからインテリアまで楽しめるテキスタイルデザインがコンセプト。
2016.11.03
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
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17人目はswimmieでハンカチのデザインをしていただいている
frumafar.(フラマファー)のエバタマリコさんです。
frumafar.はNYで出会った3人で活動しているテキスタイルデザイナーユニット。
そのメインデザイナーであるエバタさんはとても気さくで楽しいお人柄。
おしゃべりは尽きずついつい長い間お引き止めしてしまいました。
制作の過程やfrumafar.メンバーについてもお話いただいております。
前編、後編にわけてお届けします。
—たくさんハンカチをお持ちいただきありがとうございます。
まずはどちらからご紹介いただきましょうか?
今回、3セットを持ってきたんですが、
ではまず、「ピンクの一目惚れ」シリーズから 笑
普段気に入ってつかっているものなのですが
鹿児島睦さんの木版プリントのハンカチで
妊娠中に、あ!かわいい…とおもわず買ったものなのですが、
買ったときに比べて随分色褪せてしまいました。
こんなに使って色褪せてもそれはそれで雰囲気があって素敵なのです。
—布は使っているうちにその人なりの育てている感がでてくるので、
それも良さですよね。
そうですね。愛着も湧いてきますよね。
本当にお気に入りなので第二弾を買うことも考えています。
もう一枚のハンカチなのですが、これは一昨日
益子に益子焼を見に行ったんですが、
そこでたまたま見つけた手織りのコットンハンカチです。
ちょうどピンクのハンカチが欲しいなと思っていたら出会った
一目惚れハンカチです。
ちょうど鹿児島さんのハンカチを持っていたんですが、
この色褪せたピンクとこの手織りのピンク私の好きなピンクだ!って。
ラオスで織られたものらしいのですが、まだ使っていないので、
使い心地をお伝えできなくて残念ですが、これから使うのが楽しみな一枚です。
—今日のお召し物もピンクですね。
そうなんです。今日、何を着ていこうかなと考えたんですが、
いつも作業をするときに着ているこの服が一番私らしいなと思って。
何年も着ているので、これも褪せてしまっているんですが、
やっぱりこのピンクが好きなんですよね。
—では、2セット目はどんなハンカチたちですか?
これはNYにいたときに蚤の市で購入したハンカチたちです。
週末になると個性あるハンカチやスカーフを売っている人たちがいたんです。
その中でも大事にしているのはこのヴィンテージのレース編みのハンカチです。
これはもったいないので普段ほとんど使わないのですが、
結婚式などのパーティのときに使わないけど持っていく、
特別な日のハンカチです。
もうひとつは、タスマニアのお土産ハンカチ。
他にもカナダやハワイのもので「ALOHA」とかかいてあったり…
お土産ハンカチはプリントがおもしろくていろいろ集めていたのですが、
普段使いをしてボロボロになってしまったので今はもう残ってないんです。
まさかハンカチの話をする機会があるなんて考えてもなかったので。
残しておけばよかったですよね。
これは小さかったので、普段使いをしないで取って置いたものがでてきました。
—お土産ハンカチ、楽しいですよね!昔はたくさんあったみたいですね。
日本にも各地にあったら旅行が楽しくなりますね。
—3セット目はどんなハンカチたちですか?
最近あみだした「持っていると便利なハンカチ」です!
この恐竜のハンカチはそろそろハンカチを使うかなと娘用に買ったハンカチです。
娘もすごく気に入っていて。
娘がぐずり出したときにもハンカチがすごく役立つことが多くて。
すごいです、ハンカチのパワー!
いつも手を拭いたり、鼻水を拭いたりしているハンカチと
恐竜さんのは違うことがわかるみたいで
娘に「はい、◯◯ちゃんのハンカチだよー」って渡すと喜んで持ち歩きます。
絵本も何もない状態の時に、
「これは?なにかな?怪獣の卵が生まれるねー」とかお話をすると
うきゃきゃうきゃきゃと喜ぶんでで、しめしめって思います 笑
電車の中でもグズグズすると、さっと出せて便利なんです。
子供心がわかるプリントで、
くり抜きされた丸窓もとてもよいアイディアだなと思います。
持ち歩ける絵本として活躍してくれています。
これは自分用に購入したswimmieのシシヤマザキさんのハンカチなのですが、
この柄を娘も楽しんでくれてるんです。
「ほら、およいでるよ~」とかいうと、
「ぷーる!ぷーる~!」っていって、
「じゃあ、今度プールいこうねー」って感じで盛り上がるんです 笑
これは何をしてるんだろうねーとかお話をしたり、同じポースをしてみたり、
やっぱり図案の力ですね!
—そのうち顔に目や口とか、描いちゃいそうですね。
そうですね。やっちゃいますね!
娘とシシさんのコラボレーションみたいな感じになりそうで
それはそれで楽しいですね 笑
子供が生まれてからは毎日ハンカチを2、3枚持つようになりました。
ひとりで使っているときのハンカチの目的と
子供といる時のハンカチがまた変わっておもしろいなと思いました。
ハンカチとの繋がりが深くなったような気がします。
—他に好きなハンカチの使い方はありますか?
そうですね。
カゴバッグを持つようになったので、目隠し用に上に敷いてます。
あとは冷たいジューズを買ったときなどに、水滴がつくので
ハンカチで包んで持ったり、お弁当を包んだり…
NYにいたときは、ハンカチ文化は自分の中でもなくなってしまっていたので、
日本に戻ってきてからは、日本はいろいろなプリントのハンカチがあって
遊べますからね、楽しいなと思いました。
持ち歩くアートじゃないですげど、そのときの気分で選べますもんね。
あとはプレゼントでハンカチをいただく機会も多いですね。
使うたびにその人のことを思い出すのでそれもすごくいいなと思いました。
なので、自分もあげるものはハンカチがいいなと
ギフトでハンカチをあげる機会も増えました。
—ハンカチは何枚お持ちですか?
40、50枚くらいですかね。
確実にNYにいるときは数枚くらいで
日本に帰ってきてから少し増えて、
てぬぐい生地のハンカチを数年前はよく使っていました。
もらったものがそのころは20枚くらいですかね。
子供が生まれて一気に増えました。
その前の記憶はないです…
きっと親が買ってくれたハンカチを使っていたと思います。
—ハンカチにまつわる思い出はありますか?
どうして私はハンカチを…みたいなことを考えていて思い出したんですが、
実用的ではないのですが、小学3年生くらいのときに
クリスマスの典型的な赤と緑のストライプにサンタさんがかいてあるハンカチが
たまたま家にあって、そのハンカチを勉強机にテーブルクロスのように敷いて、
わくわくしながらみていたのを覚えています。
祖父母の家でクリスマスやひな祭りの飾りのイベントをするのが恒例の家で、
自分の家ではクリスマスツリーもなかったんですよ。
クリスマスとかって当日に向かう気持ちを楽しむものなので、
日々それを見ながら楽しみにしていました。
子供なので想像力が豊かできっといろいろなことを想像していたんでしょうね。
小学生の私には美術館なんかにはなかなか行けなかったので
プリントのデザインが唯一のアートというか。
身近なデザインがハンカチだったような気がして、
それでプリントの凄さを思い知りましたね。
なので、子供のころにふれるハンカチって大事だなと思います。
今日のインタビューのこともあり、
ここ数日ハンカチのことをよく考えていたのですが、
やっぱり子供のときから自分のお気に入りのハンカチを
持たせた方がいいのかなと思いました。
—H TOKYO/swimmieを知ったきっかけは?
KITTEができたばかりのときに、
H TOKYOのお店を見つけて、わっ!すごく素敵…と思って。
てぬぐい屋さんとかはよくみかけていたのですが、
ハンカチ専門店ってめずらしいですよね。
frumafar.のハンカチも作れたらと勝手に思って、
すぐにお店に電話をしてアポイントをとったんです。
その時は先染めのシックなものがH TOKYOでは多かったので、
やっぱりfrumafar.みたいなプリントは必要じゃないかも…と思ったのですが、
新しいラインが始まるというので(のちのswimmie)
気に入ってもらえてハンカチを作ることになりました。
布になっている方がイメージが伝わりやすいかなと思ったので、
打ち合わせの時はfrumafar.で作っているカットクロスを見てもらいました。
—すばらしい行動力ですね。
KITTEでH TOKYOを見つけていただいてありがとうございます。
そしてタイミングも!ご一緒することができてとてもうれしいです。
—frumafar.とswimmieのハンカチや制作のことについては後編へ—
2016.10.28
木々も色づきはじめ、いつもの景色も衣替えの秋ですね。
お洋服だけでなく、ハンカチのようなポケットやカバンの中の小物も
衣替えをするとまた一層季節を楽しむことができるかと思います。
ギザギザの葉っぱをかたどったピコットレースのついたハンカチをご紹介します。
薄手でソフトなふくらみと、ほどよいハリのある使い心地のよい生地。
シックなカラーの大きめのブロックチェック。
専用のミシンで縫製される、ギザギザの葉っぱのようなピコットレースは
よくみると2色の糸でつくられています。
かわいすぎず、ナチュラルで上品な印象の少し小さめサイズのハンカチです。
秋の行楽のお共にもぜひ。
ブロックチェックグレーハンカチ
ブロックチェックブルーハンカチ
cotton100%,40cm×40cm,¥1500+tax
2016.10.23
SABOTEN///
サボテンのふっくらとした丸い葉とそれとは裏腹にチクチクとした鋭いトゲ。
このギャップを布の上に散りばめて刺されずにサボテンの愛らしさを楽しみたいという想いから出来上がったデザインです。
Nail Dance///
色とりどりのネイル。
鮮やかなカラーを乗せた爪はわくわくしたり、ちょっともじもじしたり、
つんとしているようにも見えます。
そんな乙女心をもつ個性豊かな爪たちを主役にしたデザインです。
△△△
frumafar.による新作ハンカチ2柄が10/26〜登場します。
発売を記念し、swimmie銀座店にて原画の展示、
そして特別にfrumafar.のオリジナルグッズの販売もさせていただきます。
オリジナルのカットクロスはアメリカでプリントがされています。
swimmieのハンカチと同じ柄がベースになっていますが、
生地が違いますので、その違いも楽しんでいただけます。
この生地でさて何を作ろうか…と考えるのも楽しい時間ですね。
秋の夜長に チクチクと手を動かしてみるのもいかがでしょうか?
この機会にぜひハンカチと合わせてご覧ください。
◯期間:2016/10/26 wed. - 11/8 tue.
また、11/2 13:00-18:30にはfrumafar.のメインデザイナーであるエバタマリコさんが在店される予定です。 *途中離席されている場合もございます
とても気さくでお話好きのとても素敵なお方です。
テキスタイルのストーリーなど、ぜひ直接お伺いしていただければと思います。
みなさまのお越しをお待ちしております。
■frumafar.(フラマファー)
ニューヨークで知り合った3人の日本人テキスタイルデザイナーによるユニット。
ファッションからインテリアまで楽しめテキスタイルデザインがコンセプト。
2016.10.17
お問い合わせもたくさんいただいておりました
2017年版のこよみチーフがカラーバリエーションも新たにできあがりました。
左から
ネイビー×ホワイト
ライトグレー×ブルーグリーン –new–
キナリ×ブラック
レッド×ホワイト –new–
4色展開です。
やわらかな風合いとやさしい表情のあるオーガニックコットンガーゼ生地に
プリントされてますので、ハンカチとしての使い心地はもちろん良いです。
使い込むほどに馴染んでいきます。
このままでも素敵ですが、刺繍などを加えていただき、
あなただけの特別なハンカチに仕上げていただくこともできます。
家族や友人の誕生日を印したハンカチ…
記念日のハンカチ…
うれしいことがあった日に印をつけるハンカチ…
どのようにお使いいただくかは自由です。
記録が記念になって、この先もずっとお使いいただけます。
少し気が早いかもしれませんが、新しい年に気持ちを向けて、
ポケットにハンカチカレンダーを忍ばせてみてはいかがでしょうか。
2016年版のこよみチーフも販売中です。
2016.10.06
一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、お伺いしていきます。
///
毎月3日にアップしているこの企画ですが、16人目は特別編です。
いよいよ世田谷パン祭りが10月9日、10日に開催されます。
そのパン祭りで9日にはライブで登場いただき、また、グッズもデザインされている かせきさいだぁさんです。
H TOKYOでは新作のハンカチも登場予定。
ぜひそのあたりのお話もお楽しみください。
—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、
オススメのポイントを伺えればと思うのですが
これは三角のハンカチなんですか?
ボーイスカウトの制服になるバンダナなんです。
スカウトチーフというものです。
これは新品が古着屋さんで売ってて買ったんですけど
このバンダナを止めるリングはボーイスカウト屋さんに行って買ったんです 笑
そういえばボーイスカウトってバンダナ 縛ってないなと思って調べてみたら
「スカーフリング」っていうもので止めているってことがわかって。
でも「スカーフリング」で調べると女性っぽいものばかりで。
それでボーイスカウト屋さんで革のやつを買ったんですよ。
※実際のスカーフリング。かせきさいだぁさんのInstagramより。
—ボーイスカウト屋さんっていうのがあるんですね!
そうなんですよ。今はどんどんなくなってきているみたいなんですけど
昔はちょこちょこあったみたいで。
僕は後楽園遊園地の隣になるボーイスカウト協会の
本部みたいなところに行って買ったんですよ。
あとはビーバーのワッペンがかわいいなと思って買ったりしてました。
それがこのカブスカウト(今回お持ちの黄色いバンダナ) の
下の年齢の子たちのワッペンで。
—ボーイスカウトが好きだったんですか?
子供の頃スヌーピーを漫画とかアニメとかで見てて
その中にボースカウトが出ていて
当時は全然なんだか分からなかったんですけど
夏休みにみんなでちょっといやいやキャンプに行って 笑
行った証にワッペンもらったりしてて なんかいいな〜って思ってたんですよ。
やってたわけじゃないんですけど憧れてましたね。
その記憶があったんだと思います。
あとはムーンライズキングダムですね。
あれもボーイスカウトの少年の話でした。
—他にお持ちいただいたのもバンダナですね。
はい。昔からバンダナを首に巻いていたんです。
作家の開高健さんが釣りに行く時によく巻いていて、その影響です。
ちょっと前まではシャツにネクタイっていう スタイルもしていたんですが
自分でTシャツを作るようになってから
Tシャツを着る機会も増えて
なんか首元が寂しいからまたバンダナを巻くようになって。
—バンダナを集め始めたのはいつぐらいですか?
いやいや集めてたわけではないんです。
ハグトーンズのバンドでライブをやるときに
僕はシャツにネクタイで
ハグトーンズはいつもテキトーなTシャツ着てくるから 笑
これはなんとかしようってなって。
スタイリストの人に古着でダンガリーシャツとバンダナを集めてもらって
メンバーに巻かせていたんです。そのあまりを僕も普段巻いたりして。
—このバンダナもかわいいですね。
そうなんですよー。これはBEAMSで買ったものです。
何年か前のものなのでもう売ってないかもしれないですね。
2色に分かれているので半分にしたときにもかわいいですし
しかもお得じゃん!と思って 笑
色々楽しめるのでよく使っています。
—好きなハンカチの使い方はありますか?
首に巻くと汗止めになるので、特にこの夏はバンダナをよくしてました。
タオル巻くのと同じ感覚ですかね。
2枚持っていけば汗でびしょびしょになっても変えられるし。
そう思ったら「すごいこいつ便利だぞ!」って。
巻き方も色々変えられますしね。
この便利さに気がついて、今年は本当にずっとしてました。
—かせきさんのハンカチ・バンダナの使い方としては
ファッション要素もありつつ機能性も求めると言う感じですか?
常に機能性は求めてます。
ただのファッションで機能性がないと長続きしないので。
—バンダナ以外にもハンカチはお持ちですか?
はい。毎日絶対持ってます。
男子のたしなみと言うか。
自分が女の子だったら絶対嫌ですもん。
手を洗ってズボンで拭いたりとか。
なんか優しいことしてくれても
そこで拭いた手でしょみたいに思っちゃいますよね 笑
そこまで自分も見てないですけど
女の子に思われてそう…とかは思いますよ。
ほとんど手を拭くのってトイレだから
異性には見られないですけど
でもやっぱり持ってた方がいいですよね。
—ずっとハンカチはお持ちなんですか?
いや、意識して持ち始めたのは30歳くらいからですね。
遅いですよね。 20代はもう手を拭くのはズボンでしたよ。
—そうなんですね!30歳で何があったんですか?!
30代になったらTシャツとパーカーが似合わなくなってきて。
それで外に出るとタバコ買いに来た休日の おじさんぽくなっちゃうんですよ。
目の周りの皮膚のくぼみとか
肌のハリとかも関係してるんですかね 笑
ショウウィンドウかなんかを見たときに ハッ!って気がついたんですよ。
この格好若い人の方が似合う!って。
それからすぐブルックスブラザーズに 白いシャツ買いに行ったんです。
そうなるとズボンで手を拭いてるのかっこ悪いじゃないですか?
それでハンカチを意識して持つようになりました。
—ハンカチはそこから買うようになったんですか?
いえ、前からかわいいハンカチがあると買ったりはしていたんです。
それをちゃんと使い始めた感じです。
でも元々もハンカチは割と持っていたかもしれません。
僕お腹がすごく弱いんですよ。
それでトイレにしょっちゅういくんです。
手を洗って毎回ズボンで拭いてると
何回もトイレに行くのでビッショビショになっちゃうから 笑
それでかっこつけとか難しいことは考えずに
自然とハンカチは持ってましたね。今考えると 笑
—ヘビーに手を拭くのに使う方はタオル派の方も多いと思うのですが
かせきさんはハンカチなんですね?
はい。僕はハンカチですねー。
今日持って来ればよかったですけど 好きなハンカチがあるんです。
マクドナルドのハンバーガーって紙に包まれてるでしょう?
あれって全部包み紙が違ったんですよね。
その柄がハンカチになっているんです。
僕はフィッシュバーガーとチーズバーガーを買って
可愛かったのでよく使っていました。
20代のときに買ったやつですけど今も持ってますよ。
—ちなみに中学や高校の頃はどうでしたか?
それはもうおしりで拭いてましたね 笑
でも白いハンカチは持ってました。
—白いハンカチ限定ですか?!
そうですね。お弁当包むのが白いハンカチで
ついでにこれも持ってきなみたいな感じで
白いハンカチを渡してくれてたんですよね。
弁当包むのも持つのも全部白いハンカチでした。
—それはお母さまのこだわりだったんですか?
いやーどうですかね。
汚れが目立つから逆によかったんですかね。
—ご両親もハンカチをお持ちだったですか?
そうですね。親父は使っている印象ありましたね。
親父は割と神経質タイプだったんで。
引き出しに白いのがいっぱいストックされてました。
やっぱり全部白でしたね。
家族中白いハンカチでしたね。
まあ誰が使ってもいいって感じだったのかもしれませんけど。
—全部が白いハンカチだなんて!それは素敵ですね!
昭和はそれが普通かと思っていました 笑
だからなぜだったのかはちゃんと聞いたことなかったです。
ハンカチ以外は白ばかりではなかったんですけどね。
ハンカチだけは生地は色々でしたけど、色は白だけでした。
—ハンカチは何枚くらいお持ちですか?
ハンカチ10枚、バンダナ10枚くらいですかね。
ハンカチはもらったものも多いです。
ハーレーダビッドソンのお店をぼんやり見ていたら
アンケートをお願いされて 答えたらハンカチもらったりもしました。
今も使ってます。
でも普段はH TOKYOと一緒に作ったハンカチをつかってますよ!
なんか話題になったら「これです!」って出してます。
—それは嬉しいです。ありがとうございます!
ちなみにハンカチにまつわる何か思い出はありますか?
ヨーロッパ企画っていう劇団の俳優やってる知り合いがいるんですけど
最近その人が「かせきさん見習ってハンカチ色々買ってるんです」 って言ってくれて。
「なんで?」って聞いたら、
「よく居酒屋のトイレで自分のハンカチ出しているの見て
男って最低限そういうことちゃんとしないといけないんだなって思ったんです」
って言ってて。それでハンカチ持つようなったそうなんです。
それは嬉しかったですね。
—今までもたくさんハンカチを一緒に作ってくださいましたが
まずメガネ柄からスタートしましたね。
これ人気だって言っていただいたんですけど
もう一度キッチリ描き直したいくらいです!
最初はどうしていいか分からなくて
テキトーに描いたわけではないのですが
こんな感じかな〜ってでいろんなマジックで キュッキュ描いて、
知り合いのデザイナーに やっといて〜みたいな感じだったので
これ売れるのかなあ・・・って
今も売れているのがちょっと申し訳ないくらいですよ 笑
—今でもすごく人気ですよ!
あとこの靴柄もすぐなくなっちゃいます。
嬉しいな〜。でもこの靴はいける気がしたんです!!
靴を修理に出して戻ってきたら
外国製の靴や鞄の革製品がプリントされた包装紙を
傷つかないように詰めてくれてて
それがすっごいかわいい!と思って取ってあって
このハンカチがあったら・・・って思ったんです。
—こちらは描き込むのが大変そうですよね。
これは結構大変でした・・・。
ペンだこが腫れ上がりました!
欲しい靴をいっぱい描いた感じなんですけどね 笑
この中でも実際にいくつか買っていますよ。
きっと欲しいという気持ちが描かせたんですね。
—お弁当やおにぎりハンカチもよく売れてます。
本当にお弁当包みにされるお客様もいらしゃいます。
そうなんですね!嬉しいなあ〜。
大判に作ってもらったので包みやすいですよね。
—次回作は「WAGASHI」ですね!
和菓子の包装紙をイメージしたハンカチがまもなく完成です。
はい!これもかなり頑張って描きました。
デフォルメが難しかったです。
どこまで描いてどこまで描かないかというか。
差し引きが難しかったです。何回か描き直しました。
ここのところTシャツで和菓子を描いているのですが
ハンカチ用には包装紙をイメージしているので
H TOKYOの電話番号も入ってますからね!
—でもなぜ和菓子を描こうと思ったんですか?
京都に仕事でしょっちゅう行くんですけど
そこで「出町ふたば 」っていう有名な豆大福屋さんがあって
ちょっと並ばないと買えない感じなんですが
ファンの方からもらったりして
それまでそんなに和菓子に興味なかったんですけど
本当にうまいな!って思ったんです。
それで和菓子大好きになって。
昔の和菓子って結構甘かったと思うんですけど
最近のは塩っ気もちょっとあっていいですよね。
自分の中の乙女感覚な部分が出てきた感じです。
—かせきさんの中に乙女がいるんですね!
そうなんです。乙女が住んでるんですよ。
ロッキン・ジェリー・ビーンさんって
セクシーな絵を描かれるイラストレーターさんが
学校は違うんですが系列校で遊びにったりしてて
「昔からかせきくんは女子ウケするのがうまかった。
俺にはそれがないから悔しい!」って言ってくれたんですよ。
言われるまではそんな風に思ってはいなかったんですけど
それでもっと頑張ろう!って思いましたね。
なので食べ物系とかを多く描いているんですよ、実は 笑
—素敵なお話をありがとうございました。
「WAGASHI」も楽しみです!
また新たな作戦会議も始まっていますので、ぜひお楽しみに。。。
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かせきさいだぁ
‘95年にインディーズ盤『かせきさいだぁ』、
翌年メジャー盤『かせきさいだぁ』を発表。
音楽以外でも4コマ漫画『ハグトン』を’01年から描き続け、
今ではハグトンを題材にしたアート活動にまで表現の場を拡げている。
‘11年、2ndアルバムリリースから13年ぶりとなる待望の
3rdアルバム『SOUND BURGER PLANET』、
‘12年9月には矢継ぎ早に4thアルバム『ミスターシティポップ』をリリース。
‘13年8月には全曲アニソンカバーアルバム
『かせきさいだぁのアニソング!!
バケイション!』をリリースと精力的に活動中。
現在4年振りのオリジナルアルバムをレコーディング中!